新潟県弥彦村の越後一宮、弥彦神社で1日から24日まで第64回新潟県菊花展覧会「弥彦菊まつり」が開かれている。約3千鉢のキクが境内を彩り、秋の弥彦観光はハイシーズンを迎えている。
毎年秋に開かれている全国有数の規模を誇る新潟県菊花連盟主催の菊花展。境内の参道や回廊にキクづくりの愛好家や弥彦小学校の児童が育てた厚物や管物、三幹立ち、福助づくり、懸崖(けんがい)などに仕立てられたキクがずらりと並んでいる。
目玉は手水舎向かいに1974年(昭和49)から造園している各地の景勝をキクの花で再現する大風景花壇。ことしのテーマは「会津磐梯山」。4間×8間で64畳分、約60平方メートルもある空間を使って3万もの挿し芽小菊で表現し、フォトスポットにもなっている。
ことしはキクの開花が1週間近く遅れているようで、大風景花壇で咲く花はまだわずか。ことしは11月中旬になっても十分に菊花を楽しめそうだ。