新潟県燕市・燕市スポーツ協会と中外製薬株式会社は2日、スポーツランド燕で2020東京五輪のメダリスト、空手の清水希容(きよう)さん(ミキハウス所属)と、競泳の大橋悠依(ゆい)さん(イトマン東進所属)をゲストに参加無料の健康セミナーを開き、200人余りが来場した。
セミナーは、「ご存じですか?アイフレイル」のテーマで、加齢による目の機能が低下、あるいはリスクが高い状態の「アイフレイル」について三条眼科の吉澤豊久院長と新潟大学眼科学分野の福地健郎教授が講演した。
講演の“目玉”が2人のメダリスト。2020東京五輪で清水さんは空手女子形で銀メダル、大橋さんは競泳女子個人メドレーの200メートルと400メートルで金メダルの2冠に輝いている世界で活躍したトップアスリートだ。
清水さんは演武「オヤドマリノバッサイ」を披露した。ことし5月に現役を退いているが、息を止めるようにして見入る来場者の目の前で、五輪のテレビ観戦で見せてくれたパワフルでスピード感あふれる動きを披露し、大きな拍手にわいた。
大橋さんは家庭でできる運動を紹介。いすに座ったままでもできるストレッチを中心に来場者と一緒に体を動かしながら指導した。
さらに清水さんと大橋さんのトークショーと、2人も参加して何かをしながらできる運動「ながら運動」の講習会もあり、来場者は清水さんの演武に息をのみ、楽しみながら体を動かして体を軽くして帰った。