「地域の子どもは地域で育てる」と掲げて新潟県燕三条地域で活動する寺子屋つばさ実行委員会(高橋克典会長)はこのほど「第17回はらぺこ塾」を開き、地元の4年生以上の小学生が9人が参加して空腹体験など非日常を体験を通じて感謝の心や道徳心を学んだ。
毎年恒例の事業で、社会人スタッフと加茂市・新潟経営大学の東川ゼミの学生約30人で運営。内容は例年通り、1泊2日で1日目は燕市の本覚院で写仏体験や座禅体験を行って宿泊。2日目は燕市国上勤労者体育センターでと殺体験を行った。
子どもたちは朝食を抜いて集合。水はいつでも飲むことができるが、食べ物は決められた時間に配布されたあめ玉などしか食べられず、これまで経験したことのないような空腹感を味わった。
そして迎えた翌朝のと殺体験では、大学生がニワトリをしめて解体し、蒸して解体するようすを見学。羽むしりに参加し、雑炊とともに解体肉を焼いて味わい、ふだん口にしている肉がどのような過程をへて食卓に並んでいるのかを体感した。