新潟県燕市粟生津地区のコミュニティー組織「粟生津親栄会」(荒木正美会長)は3日、粟生津体育文化センター周辺を会場にあかりのイベント「灯りの祭典」を開き、あかりが彩る秋の夜長を過ごす地元の人たちでにぎわった。
各地で盛んになってきたあかりを生かしたイベントを地元でもと2017年に始まった。ことしも粟生津体育文化センター前の道路を車両通行止めの歩行者天国にして保育園児や小学生の灯ろう作品をはじめ、昨年からお目見えしたカラフルランタンを飛ばし、工夫を凝らしたイルミネーションで飾った。
ひとりで10個も買う人も珍しくなく、今回はこれまでの600個を大きく上回る800個を販売したが、見事に完売して担当者らを喜ばせた。
体育館では地元の吉田太鼓龍神会による和太鼓演奏を皮切りに県内各地から訪れた14のよさこい団体が出演。例年になく見学者も多く、ことしで結成20年の節目を迎えた粟生津のチーム「風雅」がトリを飾った。
そしてフィナーレは仕掛け花火。にわか花火師の親栄会のスタッフが市販の花火を組み合わせたものだが、約5分間にも及ぶ光のショーを披露した。花火に合わせて来場した人も多く、地元で味わう秋のイベントを満喫していた。