第16回食の国際総合見本市「フードメッセ in にいがた」が6日から8日までの3日間、朱鷺メッセ(新潟市中央区)で開かれている。日本海側最大級の食の展示会で、BtoB 向けの商談イベント。ことし3日間で約490の出展があり、13,000人以上の来場者が見込まれている。
県央地域からの出展もある。しただ米市場拡大推進協議会(若杉利行会長)は、三条市下田地区で栽培するコシヒカリ「しただ米」のPRで出展。しただ米の棚田米やはざ架け米も展示し、炊きたてのしただ米の試食も用意している。
「誰も知らないから優越感をもって食べてもらえる」と若杉会長。下田地域は積雪が多く、「人間が住みにくいところは苦労するし、米も育ちにくいから苦労しておいしくなる」と言う。
しただ米のキーワードは、水、土、温度差の3つ。「100人中98人くらいはおいしいと思ってくれる。なんたって子どもがおいしいというのが力強い」と自信満々でアピールしている。
加茂商工会議所は特産品をずらりと展示。県内初の新潟県産米「新之助」の玄米のパックライス、多聞のもつ煮、名物のマカロニチップス、桐のまな板、木工製品などを紹介している。
三条市の菓子工房クリュは初出展。昨年の「越紅タルト」に続く三条市下田産サツマイモのブランド「越紅(こしのくれない)」を使ったスイーツ「越紅ぽてと」(270円)を紹介している。11月は大阪のアンテナショップでも限定販売されていると言う。
店舗では「越紅モンブラン」(562円)も販売。栗林茜取締役は「越紅は熟成イモで、とても甘くておいしいサツマイモの風味があり、三条の土産にお勧め」と魅力を話している。
ほかにも高森コーキ(三条市)が自動排出機構付き卓上データウェイ、江部松商事(燕市)がキッチンウェアや冷凍弁当加熱保温庫、エムテートリマツ(燕市)がステンレス製で二重構造のます「SUS MASU【さす-ます】」などで出展している。