「道の駅たがみ」(馬場大輔駅長・新潟県田上町)が7日から24日まで佐渡の物産展「おかえり佐渡フェア」を開いている。あわせて食堂では、佐渡汽船が販売する海鮮詰め合わせ瓶「佐渡島(さどがしま)ご宝瓶(ほうびん)」にさらに2つの具を加えた特別版の豪華「ご宝瓶海鮮丼」を提供している。
「佐渡島ご宝瓶」は、佐渡汽船創立110周年の企画第4弾として昨年3月10日の「佐渡の日」に発売された。佐渡の海の幸を瓶に詰めた冷凍食品で、3種類ある。
中身は3種類ともイクラと海藻のながも(アカモク)は共通で、それに加えてブリ、イカ、サケのいずれかを加えた3つの具が詰まっている。
「道の駅たがみ」では、3種類とも税込み1,400円で販売している。今回の「梅っちゃ海鮮丼」では、3種類の「佐渡島ご宝瓶」に使われている5つのすべての具を使って海鮮丼にした。さらに田上のブランドウメ「越の梅」の梅干しまでトッピングする。
ご飯に載せてご宝瓶より2つも具が多いのに、200円アップの税込み1,600円とお得感満点で豪華な海鮮丼が味わえる。ただ、「佐渡島ご宝瓶」が底をつくと販売を終了する可能性がある。
「道の駅たがみ」では、佐渡市両津出身の石川加名位さん(38)の企画で2年前から佐渡フェアを開き、今回で5回目の開催になった。ことし7月に「佐渡島の金山」の世界遺産登録が決まったタイミングで佐渡フェアを開きたかったが、石川さんが産休中だったため先送り。9月に職場に復帰したことで、満を持しての開催となった。
物産では、みらい商店の雑貨、早助屋のいごねり、中川製パンのカステラサンド、塚本こうじ屋のみそ、佐渡汽船のタオルなどを佐渡へ行かないと手に入りにくい商品をそろえている。
フィナーレの24日は午前10時半、11時半、午後1時半の3回、佐渡伝統芸能集団 越佐による「鬼太鼓」の演奏もある。石川さんは「いつも皆さんに人気の佐渡の商品と、休んでいた間に見つけた新たに仕入れた」と新たなラインナップで来駅を待っている。問い合わせは「道の駅たがみ」(0256-47-0661)へ。