冬の始まり「立冬」だった7日の新潟県三条市は、最高気温がやっと10度を超える11月下旬から12月上旬並みの10.8度にとどまった。前日6日の15.9度を下回る今シーズン最低、「立冬」を告げるような冷え込みだった。
日中は時々、弱い雨が降ったり日が差したりと不安定な変わりやすい天気だった。この秋は気温が高い日が続いたが、10月終盤から急に気温が下がり、一気に冬の到来を感じさせる寒さになっている。
三条別院では5日から8日までお取り越しの報恩講が行われている。昔からお取り越しは荒れると言われ、みぞれやあられに見舞われることが珍しくなかった。
温暖化もあってか気温の高い近年は冬本番の寒波がやって来ることはなくなっているものの、その言葉を思い起こさせるような7日の厳しい冷え込みだった。
8日の新潟の予報はくもりで予想最高気温は14度と冷え込みは和らぐ見込みだ。