新潟県燕市の「つばめ若者会議」の取り組みが、国土交通省など主催の「地域づくり表彰」で「全国地域づくり推進協議会会長賞」を初めて受賞した。つばめ若者会議のメンバーが自らのアイデアを実行する過程で、「まちにある資源」と「そこに暮らす人」を無理のない型で結びつけて地域活性化につなげる「ゆるいまちづくり」が評価された。
地域づくり表彰は、地域間の連係と交流による地域づくり活動奨励のため、創意と工夫を生かした構成的な地域づくりに顕著な功績があった優良事例を表彰するもの。今年度は国土交通大臣賞3件をはじめ、燕市が受賞した全国地域づくり推進協議会会長賞2件、国土計画協会会長賞と日本政策投資銀行賞1件ずつ、地域づくり表彰審査会特別賞2件が決まった。
燕市が受賞した取り組みは「『まちあそび』と『まちこらぼ』で取り組むゆるいまちづくり」。つばめ若者会議の高校生グループ「燕市役所まちあそび部」がまちの「人」と「資源」を使って実践する「まちあそび」と、大学生・29歳以下の社会人グループ「燕ジョイ活動部」が「まちあそび」から一歩踏み込み、まちの人と協働で活動する「まちこらぼ」の取り組みが評価された。
表彰状は22日午後5時30分から北陸地方整備局庁舎で授与され、つばめ若者会議を代表して「燕市役所まちあそび部」メンバーが参加する。
燕市は2022年度に燕市役所まちあそび部が総務省の「ふるさとづくり大賞」を受賞したのに続き、若者によるまちづくりが再び国などにより大きく認められた。燕市は引き続き未来を担う若者たちをサポートしていく。