ことし3月31日で閉園した新潟県燕市の燕東幼稚園(新町1-20)の旧園舎が22日(金)、23日(土)の2日間、一般開放されている。
ことし4月にも一般開放されたが、12月始まる解体工事を前に最後の一般開放。解体後は隣接する燕東小学校の駐車場になる。
一般開放は2日間とも午前9時から正午まで。事前の申し込みは不要で、内履きを持参して来場する。手洗いは使えない。
燕東幼稚園は旧燕市だった1963年(昭和38)に旧燕中学校の一部を使って「燕幼稚園」として2年保育を開園。独立した園舎をと68年(昭和43)に今の園舎が竣工した。77年(昭和52)に3年保育を開始して「燕東幼稚園」に改称した。
園児数は開園5年後の69年(昭和44)の248人をピークに少子化やドーナツ化現象もあって減少を続け、2023年度には4歳児と5歳児であわせて7人だけになっていた。
園舎は一部3階建て鉄筋コンクリートの豪華な建物なのが往時をしのばせる。一般開放初日の22日は、2回目の一般開放で平日の雨降りのこともあり、数人が訪れるにとどまったが、名残惜しそうに園内外を見学していた。