国民民主党が提案する年収103万円の壁の引き上げについて新潟県燕市の鈴木力市長は29日、最大で14億円の市税が減り、税収全体の12%が減るという試算を示した。
29日行われた定例記者会見で、基礎控除と給与所得控除を合わせた金額103万円を国民民主党が求める178万円に引き上げたという想定で、今年度の所得で試算すると最大で14億円の市税が減り、昨年度の決算で見ると税収全体の12%が減る見込みとなった。
「大変なことなので今、盛んに地方団体が言ってるように、何らかの穴埋めなどこちらの方へしわ寄せがないような形で制度をしっかりつくってもらわなければならない」と求めた。