新潟県燕市が来春、2025年3月オープンを目指して建設中の燕市屋内こども遊戯施設「うさぎもちハレラテつばめ」は、5カ月遅れの8月ごろにオープンがずれ込む見込みとなった。
3日の全員協議会で屋内遊戯施設建設工事の変更を契約締結の議案で示したもの。12月定例会で審議される。
建築工事施工業者から、能登半島地震の影響で下請け業者の確保が難しく、資材調達の遅れなどで約5か月間、工期が遅延する見込みと報告があった。
市は工事監理者からの意見を踏まえ、施設の品質確保のため工期延長はやむを得ない状況と判断。建築、電気設備及び機械設備工事の工期末を、25年1月20日から6月30日に延長する。
建築工事は工期だけの変更だが、建築工事施工業者とは別契約の電気設備及び機械設備工事は、建築工事の延長に伴って人件費などの管理費や現場事務所の仮設費が追加で発生するため、契約額は1億9800万円から約1000万円増額の2億0760万円に変更する。
ただし増額分は建設工事施工業者が負担金として市に支払いする。年度内に支出が終わらないと見込まれることから、25年度に必要な経費を繰り越す。