2024年に始動したZ世代と呼ばれる14歳〜28歳前後の若者視点で新潟県三条市の魅力を発信する「Z世代プロジェクト」。その成果物として動画を制作し、「鍛冶屋でフライパン作り体験」を公開した。
11月19日に創業150年の鍛冶工場、株式会社近藤製作所(近藤孝信代表取締役社長・三条市猪子場新田)で取材した。Z世代のプロジェクトメンバー3人がフライパン製作を体験するようすを撮影した。
1枚の鉄板を自分でたたいてフライパンを鍛造する体験に挑戦。完成した動画を通して三条市の鍛冶製品や歴史に興味をもってもらえるよう、動画の構成を意識しながら3時間にわたって撮影した。
近藤製作所でのフライパン製作体験の様子は、プロジェクトのInstagramのアカウント「だっけ、三条(@dakkesanjo・https://www.instagram.com/dakkesanjo?igsh=cmFha241ZTJleW5t)」のリール動画に投稿した。平らな鉄板がメンバーによって鍛造されてフライパンの形になっていくようすを手軽に視聴できる本の短い動画に収めている。今後はYouTubeにも動画を投稿する予定だ。
プロジェクトは、6月の上田泰成副市長とZ世代が三条市の魅力について意見交換するキックオフ講演会に始まった。8月のワークショップ以降、定期的にプロジェクトメンバーが集まりプロジェクトを進めている。
情報発信を検討するなかで、ものづくりの歴史文化をテーマに動画撮影に取り組むことになった。膨大な動画や画像があふれるインターネット空間で、このプロジェクトの発信した情報を若者から選んでもらえるような動画の企画や構成、発信方法などの創意工夫を続けている。