新潟県燕市をテーマにしたご当地ガチャ「街ガチャin燕市」の販売が始まり、大きな反響を呼んでいる。
広告代理店の株式会社ノードリンク(山口芳春代表・新潟県柏崎市本町1)がことし4月にスタートした企画で、長岡市、柏崎市、見附市に次いで燕市が第4弾。1回300円で燕市観光協会からも協力して選んだ全10種のアクリルキーホルダーのうちどれかが出てくる。
アクリルキーホルダーは、レトロ自販機で知られる「ホテル公楽園」、燕三条エフエムのラジオパーソナリティー「さとちん」、元祖燕背脂ラーメンの「杭州飯店」、燕市観光PRキャラクター「きららん」、ご当地ヒーロー「方言戦隊メテオレンジャー」など、燕市を代表するものばかりだ。
5日に燕三条エフエム放送にガチャマシンを設置したのに続き、6日は「道の駅 燕三条地場産センター」に設置した。このあと8日から「道の駅 SORAIRO 国上」と燕三条駅観光物産センター「Wing」で販売開始し、翌週は燕市役所にも設置する。
道の駅 燕三条地場産センターでは、インフォメーションカウンターのとなりにガチャマシンを設置した。販売開始前からいつから販売するのかと問い合わせが何件もあり、予想以上の反響だ。
X(旧Twitter)の公式アカウントで6日午後3時に販売開始とポストすると、販売開始時刻にあわせてガチャを回しに訪れる人も何人かいた。いちばん乗りは女性で、分水地区のクレープショップフランポワーズでクレープを食べ、その足でガチャを回しに来て、一撃でクレープショップフランポワーズをゲットした。
5歳の三女を連れた燕市分水地区に住む30代のお母さんがねらったのは、「オリロータワー」。避難はしごで国内トップシェアを誇るオリロー株式会社が設置する高さ50メートルもあるタワーで、地元のランドマークともなっている。
「子どもころからずっと見てたオリローがガチャになるなんてなかなかないから、うれしい」とお母さん。オリロータワーが出るまではチャレンジしようと、2千円を100円玉に両替して気合いを入れてのぞんだ。
5回目で無事にオリロータワーを手に入れた。「きのうもここに来たんですけど、まだやってなくて、きょう電話したらありますよって言うので、娘を連れて来ました。うれしいですね」と喜んでいた。
来春には三条市版の発売も予定されている。「街ガチャin燕市」のアクリルキーホルダー10種類は次の通り。