冬が旬の長ネギを栽培する6人の生産者がネギの出来栄えを競う初めての「NEGI-1(ネギワン)グランプリ」が、8日(日)午前10時から午後2時までJAえちご中越農産物直売所「ただいまーと」で開かれ、投票した来店客にはネギたっぷりのふるまい汁が配布される。
エントリーするのは三条市の内山農園、田上町の須佐農園、佐藤農園佐藤重松9代目佐藤潤一さん、フジファーム、新潟市南区の株式会社おまめ(保苅農園)、見附市の佐藤徹さん。うち4人はネギをはじめそれぞれの生産物を販売する。
グランプリは「重さ部門」と「長さ部門」、さらに真っすぐで長くて美しさを競う「ビューティー部門」、何百種類もあるネギの品種名の人気投票「イケてる品種名部門」の4部門を設定。「ビューティー部門」と「イケてる品種名部門」は投票で順位を決める。
投票はパネルにシールを張ってもらい、午前10時半から受け付け、正午前に締め切り。投票した先着約400人にはネギと秋野菜がたっぷり入ったみそ汁をふるまう。
正午からグランプリ発表と表彰式で1位に選ばれたネギはオークションで販売し、落札者は生産者と一緒に記念撮影する。
田上町の「道の駅たがみ」が毎年、「がんばるねぎ祭り」を開いて田上産ネギをアピールしているのに刺激を受け、内山農園の内山徳寿さん(46)が発案。実行委員長となって知り合いの若手農家に声をかけて実行委員会を組織した。
「県内のネギをPRししたい。来年以降、第2回、第3回と定番化していきたいし、ほかの作物でも考えている」と内山さん。「すでにイモのグランプリをやろうという話も出てるし、イチゴとか、それぞれの旬の時期にこういう企画をやって県内の農業の底上げができたらいい」と言う。
初開催の今回がこれからのグランプリを継続、拡大のはずみになればと大勢の来場を呼びかけている。