冬が旬の長ネギを栽培する6人の生産者がネギの出来栄えなどを競う初めての「NEGI-1（ネギワン）グランプリ」が8日(日)、JAえちご中越農産物直売所「ただいまーと」（新潟県三条市福島新田）で開かれ、4部門のナンバーワンが決まった。

4部門は「重さ」、「長さ」、さらに見た目の美しさを競う「ビューティー」、何百種類もあるネギの品種名の人気投票「イケてる品種名」。このうち「ビューティー」と「イケてる品種名」は来場者の投票で順位を決めた。投票した来場者にはみそ汁をふるまい、好きなだけ刻みネギをトッピングして味わってもらった。

エントリーするのは三条市の内山農園、田上町の須佐農園、佐藤農園佐藤重松9代目佐藤潤一さん、フジファーム、新潟市南区の株式会社おまめ（保苅農園）、見附市の佐藤徹さん。うち4人はネギをはじめそれぞれの生産物の販売も行った。

「重さ」はフジファームが375g、「長さ」は内山農園が117gで第1位に。投票による「ビューティー」は須佐農園が128票、「イケてる品種名」は内山農園の「龍美」74票でグランプリに輝いた。

寒波襲来で時々、雪も舞う厳しい寒さで来場者は予想より少なかったが、真っ白な肌が美しいネギに「立派なネギだわ。おいしそう」と感心し、ふるまい汁でさっそく実食していた。

内山農園の内山徳寿さん(46)が発案、知り合いの若手農家に声をかけて実行委員会を組織して、自身は実行委員長となって企画した。来年以降も継続したい考えで、ほかの野菜や果物でもグランプリ開催も検討している。各部門の順位は次の通り。