新潟県燕市は、サッカーJ1リーグ・アルビレックス新潟に所属する燕市出身の石山青空選手(18)を15日、2人目の燕市スポーツ大使に任命した。
燕市分水多目的屋内運動場「グリーンサンスポ」で任命式を行い、鈴木力市長から石山選手に任命書とたすき、名刺、さらにチームに燕産の特別栽培米「飛燕舞(ひえんまい)」180kgの目録を手渡した。
鈴木市長は、石山選手が先輩の島田譲選手とともにチームの県央エリアのご当地応援選手となってことし3月に市役所を訪問したときに、得点を上げたらスポーツ大使に任命すると激励した。
石山選手は5月のルヴァンカップ3回戦に初先発で初ゴールを決めた。鈴木市長は「文句なくスポーツ大使の称号を自ら勝ち取った。アルビはJ1に残留したので来シーズン、さらに石山選手が大きく活躍してくれることがスポーツ大使のミッションと思う。多くの燕市民に勇気、希望を与えてもらいたい」と述べた。
石山選手は「スポーツ大使に任命してもらうと燕市民に応援されているとあらためて実感する。自分が活躍することがいちばん燕市を盛り上げていくことにつながると思って来季、活躍して市民の皆さんに良いニュースを届けたい」と感謝した。
石山選手は燕市出身の初めてのJ1選手。燕西小、燕中、開志学園を卒業し、サッカークラブは吉田サッカークラブ、アルビレックス新潟U-15、同U-18、2023年にトップチームに昇格した。
燕市は2023年度からスポーツ分野で活躍している選手を燕市スポーツ大使に任命し、その活動を通じてスポーツ振興を図っている。23年8月に燕市出身でGMOインターネットグループの陸上部に所属する岸本大紀選手(24)を初めてスポーツ大使に任命。石山選手で2人目になった。
このあとも17日にプロ野球・阪神タイガース所属の漆原大晟(うるしはら たいせい)選手(28)、来年1月11日にバスケットボールB3 LEAGUE・新潟アルビレックスBB所属の池田雄一選手(41)と燕市出身2選手をスポーツ大使に任命する。