15日に出身地、新潟県燕市のスポーツ大使に任命されたサッカーJ1リーグ・アルビレックス新潟の石山青空選手(18)は翌16日、母校の燕市立燕中学校(生徒557人)を訪問し、後輩の中学生と交流した。
全校生徒が集まった体育館でインタビュー形式の講話のあと、講話の振り返りを行う3年生の教室を石山選手が訪問して各クラスで記念撮影、さらに生徒と一緒に給食を食べた。
講話で石山選手はジャージを着て入場。代表の生徒が用意した質問に一問一答のように次々と答え、生徒の自由な質問にも答えた。
人生でいちばん楽しかったのは、5月のルヴァンカップ3回戦に初先発で決めた初ゴール。チームメートで好きな選手は奥村仁選手、好きな食べ物は肉で嫌いなものはとくにない、遊びは先輩の影響でゴルフをちょっとやっているなど、生徒の質問に率直に返した。
つらいことや悲しいことを乗り越えるには「すぐにあきらめずにしっかり自分の目標をもっていれば乗り越えられるし、ぼくも信念をもっていたから乗り越えられた」、「人との約束は迷惑をかけるから当たり前だけど、自分との約束を必ず守るようにしてほしい」と、成長するために自分に対する厳しさを求めた。
石山選手が燕中に足を踏み入れたのは、卒業してから初めて。「すごく楽しくやれたなというのもあるし、自分がこうやってしゃべる側になったのは、やっぱり注目されてる、応援されてることをあらためて感じられた」と講話を振り返った。
「こういう仕事をしてみて、やっぱりスポーツ大使に任命されたなっていうのを実感するし、なおさらもっと頑張っていかないといけないと思った」。後輩の中学生へのメッセージととして「目標をもって頑張ってほしいと思うし、その夢がかなわなくてもどこかで花開くときが来ると思うので、努力忘れずに頑張ってほしい」とエールを送った。