アプリ開発と土産物店運営のK-walk(新潟県加茂市・資本金500万円)は、6日に新潟地裁三条支部へ自己破産を申請し、同支部から破産手続き開始決定を受けた。負債は約3000万円。
帝国データバンク新潟支店の調べでは、同社は2021年2月に設立。アプリ開発などのデジタル関連の事業を手がけるほか、土産物店「Koite(こいて)」の運営や、加茂市の指定管理者として加茂市所有の商業施設の運営も担っていた。
23年にはオフラインで利用できる生成AI(人工知能)を開発し、同年中に加茂市役所などで試験的に導入を開始するなど、各方面からの引き合いがあったようだ。
しかし、設立から3年と業績が浅く、土産物店の運営を中心として採算が取れず、経営を圧迫。資金繰りが悪化し、業況改善が困難なことから自力再建を断念した。ことし11月25日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入っていた。