交通安全川柳の金賞は「停止線自信ありきと勇み足」 (2024.12.19)

交通安全を川柳で楽しく呼びかけようと、ことしも新潟県三条市で交通安全三条シルバー川柳コンテストが行われ、金賞は「停止線自信ありきと勇み足」に決まった。

三条シルバー川柳コンテスト金賞「停止線自信ありきと勇み足」を応募した小林修さん

公益財団法人三条市交通安全協会（加藤敏敦会長）主催で毎年行われ、ことしで第3回。三条市と三条署が協力市、三条市をはじめ県央地域に在住、在勤の60歳以上を対象にユーモアあふれる時世を風刺したくすっと笑える作品を募集している。

ことしの応募は例年並みの140句。加藤会長と滝沢亮市長、徳永吉弘署長が審査して金賞1句、銀賞5句、銅賞10句を決め、19日に三条市交通センターで授賞式を行って受賞者に賞状などを手渡した。

授賞式

金賞作品を応募したのは、三条市の小林修さん(75)。交通安全協会会員で今回、募集のちらしを見て初めて応募した作品で最高賞を射止めた。

車を運転していて、停止線の手前で止まったつもりだったのに、窓を開けて見たら停止線の先に少しはみ出していた。それをいつもテレビ観戦している大相撲の決まり手「勇み足」にかけて川柳にした。

受賞者の記念撮影

小林さんは「自分の運転に自信があったけど、高齢者というか、年相応で鈍ってたのか、タイヤが停止線から出ていた。ことし6月で75歳の後期高齢者になったので、安全運転を心がけていきたい」と話していた。

滝沢市長は受賞者に「家に帰ったら友だちや家族にこういう賞をもらってきたという話をして交通安全の輪を広げてほしい」と期待した。

受賞作品は、三条交通安全センターのロビーに掲示、ホームページで公開、交通安全のちらしに掲載、同協会公式LINEアカウント「ふじカエルちゃん」の配信などで交通安全の啓発に役立てる。受賞作品と受賞者は次の通り。