新潟県三条市の保内小学校(湯谷俊彦校長・児童104人)5年生は、総合的な学習の時間に「道の駅 庭園の郷 保内」とコラボレーションしたポン菓子を開発、販売したこといついて20日、滝沢亮三条市長に活動成果を報告した。
5年生は毎年、学校田で田植えから稲刈りまでコメづくりの全工程を体験している。「自分たちで育てたお米のおいしさをもっと多くの人に知ってほしい」と、ことしは収穫したコメを使った加工品の製造を提案した。
道の駅 庭園の郷 保内の提案もあり、道の駅が開いた石川県の土産品を紹介する復興応援フェアなどで交流のある石川県羽咋市(はくいし)の「道の駅のと千里浜」の協力で、特産のポン菓子を製造をしてもらい、それを販売することにした。
50g入りプラスチックカップで白米約250個、玄米約150個の400個ちょっとを製造した。いずれも税込み500円で、うち200円は能登半島地震の義援金に充てる。パッケージのラベルは5年生がデザインした。11月29日から道の駅で販売し、初日は5年生が売り子となって108個を販売。20日までに250個ほどが売れた。
20日は欠席した1人を除く5年生9人で市役所を訪れた。滝沢市長も参加した田植えに始まったコメの栽培からポン菓子を販売するまでの過程を発表した。
滝沢市長はポン菓子を試食してもらい、コメもプレゼントした。滝沢市長は「あっ、おいしいね。楽しみにしてました」。田植えには滝沢市長も参加しており、「身長も大きくなって堂々としておとなっぽくなってる」と5年生のわずか半年での成長に目を細めた。
同行した道の駅の指定管理者、株式会社テレコムベイシス統括バイヤーの渡邊貴大さんは「これから帰省客にも購入してもらえればと思うし、販売する大変さも学びかと思うので、うちとしても最後まで販売したい」と話していた。