年末商戦でにぎわうスーパーや火災発生時の安全を確保をと、三条市消防本部は23日から25日までの3日間、市内のスーパーなど25店舗を対象に年末特別警戒を行い、各店舗に出向いて火災に対する安全性をチェックしている。
売り場面積が1,000平方メートルを超える店舗を対象に毎年、行っている。スーパーなどは年末、商品の在庫が増えるため、火災発生時の消火活動に支障が出るおそれを調べ、問題があれば改善してもらっている。
具体的には、避難口と避難通路、防火区画のシャッターと防火戸、排煙設備、消火器や屋内消火栓自動火災警報器設備などをチェックする。
初日23日は最初にスーパー「原信四日町店」(南四日町4)を訪問し、売り場はもちろん、バックヤードにも入って問題がないかどうか確認。店内の警戒区域図を良く見える場所に置いておくよう求めるなど、火災発生をイメージしながら目を光らせた。
小杉尚四日町店次長は「これからお客さまが増え、バックヤードの物量も増えるので、事故がないように常に心がけている。防犯消防訓練で役割分担をしっかり決めているので、安全に誘導できるように速やかに火を消せるように、安全にできるようにしたい」と気を引き締めた。
三条市消防本部警防課の五十嵐康成課長補佐は「バックヤードなどもつぶさに確認したが、物品など良好に管理されている。防火扉はそばに物が置いてある所があったが、すぐに改修してもらった」。市民には「年末年始は非常に店内が混雑する。火災はあってはならないが万が一、発生したときは冷静に避難してほしい」と求めている。