野球場のスコアボードでクリスマスメッセージをと、新潟県三条市の三条パール金属スタジアムは21日夜、ことしも園児のクリスマスメッセージを無料でスコアボードに表示した。
指定管理者の(株)丸富の自主事業として毎年恒例。毎年、野球場で行っている子ども絵画展に出品を呼びかけている三条市内や近郷の保育園や幼稚園の園児にメッセージの利用を募集している。
バックスタンドのスコアボードに、上段のスコア表示部分に2段の36文字、下の選手名の表示部分に3段の33文字が2カ所、計102文字を表示できる。
メッセージの内容は将来の夢、恋人への思い、両親への感謝の気持ちなど。6園と1団体から66件のメッセージの応募があった。
「パパ ママ ○○ちゃん じじ ばば だいすき♪」、「サンタさんおけしょうセット お願いします☆」、「おすしやさんになって おいしいおすしをつくってみんなをよろこばせたい!」、「しゃちょうさんになって あたらしいどうぐをつくってみたい」、「おおきくなったらアイスやさんになりたいな」など、無邪気なメッセージが寄せられた。
夜は厳しく冷え込んで冷たい雨が降り、残念ながらホワイトクリスマスとはならなかったが、家族で続々と訪れた。自分のメッセージがスコアボードに緑に光って表示されると、子どもたちは「わーっ!」と喜んだ。
親はスマホでスコアボードの写真を撮り、子どもから感謝のメッセージをもらったお父さんは「いいもんですね。いい思い出になります」と照れくさそうに笑っていた。