新潟県燕市の鈴木力市長は25日、定例会見を行って10項目を発表した。
発表外の質問で鈴木市長は燕市の3つの浄水場と弥彦村の1つの浄水場を統合する燕市・弥彦村統合浄水場が来年1月6日に新しい事務所に引っ越し、4月ごろ水道水の供給を開始することについて、「市長になっていちばん自分としては大きなテーマをあまり混乱なく、実現できたテーマ」と話した。
施設の老朽化に伴って2013年、14年ごろに取り組みを始め、住民説明会を重ねて水道料金の値上げを市民から理解してもらい、国には広域化の事業認可に取り組み、20年に工事が始まった。
「10年近くかかってついにこの日を迎えるという意味では感慨深い」と鈴木市長。水道料金値上げの住民への提案は首長として躊躇(ちゅうちょ)しがちなテーマだが、大きな混乱なく事業を進められたのは、市民の理解とともに職員には「いろんなハードルがあったので、それを一つ一つ乗り越えてくれたのは感慨深いものがある。よく頑張ってくれた」と感謝した。
ことし1年を振り返って、元日の能登半島地震発生で災害対策本部をすぐに設置して避難所を開設し、その後も県内でいちばん早く住宅の住宅改修のための補助金やブロック塀撤去の補助金を立ち上げたとし、「ある意味、燕市の災害対応力を指名することができた1年だった」。
ほかにも、屋内こども遊戯施設、ネーミングライツ、愛称、指定管理者など建設はもちろんソフト部分も着実に進め、保留状態だったサッカー場の整備方針も固めることができた。
また、燕市は借地が多く、延々と借地料を払い続けていることが議会でもずっと指摘されてきたが、「ことしはかなり解消し、総じていろんなことを前進させることができた年だったと受け止めている」と話した。発表項目は次の通り。