新潟県燕市の魅力や取り組みを身近に感じてもらおうと新たな公式キャラクター「桜咲(さくらざき)ユメ」がデビューした。
ネーミングは、市の木の「桜」、縁起のいい「咲く」、若い世代の「夢」へのチャレンジを願う思いに由来する。イラストはデザインを専門に勉強した燕市の任期付き任用職員が制作した。
顔周りのカラーリングは、鳥のツバメカラーの青っぽい紺、赤、白をイメージした配色。髪留めはカトラリー、スカートは桜の花びらがモチーフで、燕市の特色、人と自然と産業の調和を想起させる。
役職は、燕市の魅力を伝える広報活動を手伝う「つば推し!リポーター」。現在18歳で合併20周年の2026年3月で二十歳になり、それ以降は年をとらない。
明るくポジティブ、何ごとにも興味津々な燕市出身の女の子。チャームポイントは「つばめし」の「つ」に見える髪のくせ毛。好きな食べ物は燕のソウルフードの燕背脂ラーメンや鶏肉のレモン和えで、好き嫌いのない食いしん坊だ。
桜咲ユメを起用した燕市初のオリジナルLINEスタンプの販売を開始した。40種類1セットで120円。また、来年2月1日から25日まで燕市内7カ所で開かれる「越後つばめの天神講菓子展」で桜咲ユメの合格祈願ステッカーを配布する。
今後も燕市が実施するイベントでオリジナルグッズを配布するほか、市の情報発信で積極的に活用し、市民に身近な存在として愛されるように取り組んでいく。
25日の定例記者会見で鈴木力市長は「すでに一部、名前なしで露出していたが、結構、柔らかい雰囲気で燕の事業をPRしてくれ、こういう形での情報発信がこれから大切で、人気が出ればいいなと思っている」と二次元のキャラクターの活躍に期待した。