江部松商事が高性能セラミック砥石「磨刃」を発売 (2024.12.29)

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業務用厨房・卓上用品の専門商社・江部松商事株式会社(新潟県燕市)は、国内砥石メーカーと共同開発した高性能セラミック砥石「磨刃」(まじん)を2025年2月に発売する。価格は税抜き6,200円〜11,500円。

江部松商事の高性能セラミック砥石「磨刃」
江部松商事の高性能セラミック砥石「磨刃」

「磨刃」は、高い研磨力を持つ研磨材のセラミック素材を採用。通常の砥石より効率的でスピーディーに研げる。その高硬度で平面を長期間、維持でき、安定した研ぎ心地を提供し、初心者からプロまで誰でも快適に使用できる。

とくに青紙鋼やステンレス製など硬度の高い刃物に適しており、キッチンから厨房まで幅広いシーンで活躍する。

通常、砥石の使用前は水を十分に吸わせる必要があるが、「磨刃」は短時間の浸水でも効果を発揮し、忙しいキッチンでも手軽に扱える。

江部松商事の高性能セラミック砥石「磨刃」
江部松商事の高性能セラミック砥石「磨刃」

粒度の異なる全9種を用意。用途に合わせて選べ、誰でも理想の研ぎあがりを追求できる。研ぎ台として使えるケース付きで、キッチンでの収納にも困らない。詳しくは次の通り。

セラミック砥石の選び方:目的に合わせた粒度選びが鍵

セラミック砥石を選ぶ際は、粒度を示す「番手」に注目することが大切です。この数値は「#1000」のように表され、数字が小さいほど粒が粗く、高い研磨力を発揮します。一方、数字が大きくなると粒が細かくなり、仕上げに適した研磨が可能です。

頑固な刃こぼれには「荒砥石」がおすすめ

番手が#400〜#600程度の「荒砥石」は、刃こぼれや刃の形状を整える際に活躍します。その高い研磨力によって素早く修正が行える反面、刃の減りが早くなることもあるため、注意して使用する必要があります。

日常のケアには「中砥石」

番手が#800〜#1000の「中砥石」は、刃物の切れ味を回復させたいときに適しています。初心者でも扱いやすく、家庭用包丁のメンテナンスに最適です。研ぎの工程で刃先をなめらかに仕上げられるため、日々の調理をサポートします。初めてセラミック砥石を購入する方にもおすすめのアイテムです。

プロの仕上げには「仕上げ砥石」

さらに研ぎの仕上げを重視する場合は、番手が#2000以上の「仕上げ砥石」を使用しましょう。このタイプは、中砥石で整えた刃先をさらに滑らかに磨き、鋭い切れ味と長切れを追求できます。また、和包丁の「裏スキ」と呼ばれる凹み部分を研ぐ際にも適しています。ただし、研磨力の強い砥石を使うと裏スキが削れすぎてしまう可能性があるため、慎重な作業が求められます。

セラミック砥石で理想の切れ味を手に入れよう

セラミック砥石は、荒砥石から仕上げ砥石まで幅広い番手が揃っており、目的や刃物の状態に応じて選ぶことで、理想的な仕上がりが実現します。適切な砥石を選び、日々のメンテナンスやプロの仕上げに役立ててください。

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