新潟県三条市で1日、第20回三条市元旦マラソン大会が開かれた。毎年恒例で2025年の三条市も元旦マラソンでスタート。1,178人が参加して新年の空の下を走り初めした。
当日申し込みのオープン参加はなく、1,447人の参加申し込みのうち8割近くが参加。三条市体育文化会館を発着点に3km、5km、10kmと毎年1mずつ長くなる2025m、それに歩け歩けの5種目で、歩け歩け以外は性別や年齢別の区分でタイムを競った。
明け方は小雨が降ることもあったが、午前9時のスタートまでにやんだ。それどころか、しだいに今の時期としては貴重な青空が広がる絶好のマラソン日和となった。
ドラえもん、トイストリー、僕のヒーローアカデミアのデク、バナナ、カニ、鬼など思い思いの仮装で参加した人も目立ち、参加者の多くが元旦に走れる喜びをイベントとして楽しもうという人が多かった。
開会式では、選手宣誓を行う予定だった人が急きょ不参加になり、開会式直前に選手宣誓を任された20回連続出場の会社員坂井英樹さん(47)が「三条市の合併20周年記念というすばらしい大会で家族と一緒に走れる喜びを感じながら力いっぱい楽しく走り抜くことを誓います」と宣誓した。
関田さんは会場の参加者にインタビューして会場盛り上げた。関田さんはスターター役も務めた。5kmでは滝沢市長と関田さんが先頭に立ってスタートした。
滝沢市長の5kmに3年目のエントリーで、タイムは昨年の26分16秒を更新する自己ベストの25分34秒。ゴール直後は話すのもままならないほど全力を出し切り、「ことしで終わりにしたいですけれども、気持ち良かったでs。関田君、沿道の人にちゃんと手を振ったりタッチしてて偉いと思いました」と関田さんを持ち上げた。
一方、それから40秒近く遅れて26分12秒でゴールした関田さんは「あの男、ずるいっす。ぼくを風よけに使ってました。途中から一気に速くなって、昔からあーですよ。陸上部時代から。速い、悔しい!」と恨み節ながら「しんどかったですけど元旦に汗流すと気持ちいいっすね。ちょっと来年は距離を考えます」と笑顔だった。
また、開会式で関田さんにインタビューされた茨城県牛久市の永井洋一さん(55)は、介護職のケアマネジャー。三条市職員のいとこに勧められて初めて参加した。
牛久走友会のメンバーで、地元に伝わるかっぱの伝説にちなんでかっぱの帽子をかぶり、夫婦で参加。「三条市のおもてなしがすごい。施設もすごくきれいで、外じゃなく、こんな暖かい所での開会式はなかなかない」と喜んだ。
去年はけがであまり走ることができず、今回は5kmをタイムではなく、無理せず楽しく完走することを目標にした。「私は走りながら応援され、応援し返すのを大事にしています。応援ありがとうって言いながら、三条の皆さんと会話をしながら走りたい」と話していた。大会結果は次のリンクから。