新潟県燕市大曲の福勝寺(黒田宙住職)で3日、恒例の「おもちつき大会」が開かれ、好天にも恵まれてごれまで最多の午前200人、午後100人のざっと300人が来場して正月にふさわしいにぎわいだった。
36歳になった1988年生まれで燕市に住む黒田住職、飴屋本舗の遠藤重樹さん、今回は参加できないがオンラインショップコーヒーショップ「off」経営の川又千鶴さんの子どものころから接点があった3人が2022年に始めたもちつき。新型ウイルスの感染拡大で元気がなかったみんなが笑顔と元気を取り戻し、地域を巻き込んで活性化できたらと企画した。
今回はあわせて「和食カフェえん」が焼きたての卵焼き、キッチンカー「コネルキッチン」がひとくちメンチカツ、「飴屋本舗」が新春菓子、「むすび」がマフィンなどの販売で参加した。
2回に分けて午前は4升、午後は2升のもちをつき、きな粉とあんこで提供し、豚汁もふるまった。この日は正午前後を中心に今の時期では珍しい青空が広がった。
想定をはるかに上回る来場者で、午前の回は全員に配り終わる前にもちがなくなり、午後の回はぎりぎりで全員に配布できた。
もちつきは希望した子どもからもついてもらい、親は動画でわが子の姿を記録。食堂代わりに開放した本堂で家族で味わった。黒田住職は「大勢の方から来ていただいて本当にうれしい」と喜んでいた。