燕・弥彦総合事務組合(管理者・鈴木力燕市長)水道局に燕市から出向している職員が3日に酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されたことについて仕事始めの6日、鈴木市長は水道局で行った年頭のあいさつで職員に適切な行動を求めた。
集まった15人ほどの職員を前に鈴木市長は冒頭、今回の不祥事にふれた。「公務員としてあってはならないこと。ひとりの職員の不適切な行動が組織全体の信頼を損なう」とことの重大さを話した。
基準に基づいて適切に処分するが、あらためて職員に法令を順守し、「生活でも厳しく自らを律していかなければならないとあらためて認識し、適切な行動をとってほしい」と求めた。
逮捕されたのは、水道局施設課の主任男性職員(54)。3日午後3時半前、見附市新町2の市道で、酒気帯び運転の疑いで見附署に現行犯逮捕された。
呼気検査で基準値を超えるアルコールが検出された。当初は酒を飲んでいないと話していたが、その後、容疑を認めているという。昨年5月から療養休暇している。
水道局は昨年暮れに燕庁舎から統合浄水場に建設された水道局庁舎へ引っ越し作業を行った。新年の仕事始めとともに統合浄水場で営業が始まる晴れやかな門出の日に不祥事が水を差した形となった。