10日、新潟県加茂市の市街地で3匹ものサルが目撃された。
サルが現れたのは加茂市青海町1地内の県立加茂病院裏手の丁字路付近。午後2時半ごろ市街地に住む60代男性が目撃し、スマートフォンで撮影した。
写真にはマサル理容室の正面のひさしに上がり、電線を綱渡りし、カキと思われる木に登るサルのようすを撮った。電線を渡るサルはカキの実を口にくわえているように見える。
男性は山手の七谷地区でサルを見かけることは珍しくないと言い、「町中で見かけたのは初めて。山からどうやってこんなとこまで来たんだろうと思って、びっくり」と驚いていた。
サルは山を下りて人里に現れることが年々、増えている。ただ市街地に現れるのは、何らかの理由で群れを離れたと思われる1匹だけが見られることが多いが、まとまって3匹も見られるのはさらに珍しい。
雪が積もって食べ物に困ったのかもしれないが、たまたま姿を現したのではなく、人里に生活圏を拡大しつつあるのかもしれない。だとしたら山に帰らず付近にいる可能性もあり、遭遇に注意が必要だ。