市長4期目の新潟県燕市の鈴木力市長(64)は26日、次期市長選には出馬せず、来年4月22日の任期満了を待たずにことし10月22日で辞職すると表明した。次期市長選では後継指名や候補者の応援も行わず、また「政治の世界からは足を洗う」と明言した。
鈴木市長は26日の定例記者会見に続いて前倒しで辞職すると発表した。9月議会の初日で辞任届け出を議長に提出する。
次期市長選に出馬しない理由として多選の弊害をあげ、令和8年度の予算、人事、さらに合併20周年記念式典は自身ではなく新市長が行うべきということが背景にあった。
「ことしはみ年。燕市は脱皮、鈴木という皮を脱いで新しいフェイズに入るのが好ましい」。
初当選のときから3期12年で辞めるつもりだったが、新型ウイルス感染拡大で市民に不安を与えるおそれがあり、感染対策で事業も滞ったことが4期目の出馬につながった。
次期市長選に立候補を考えている人があいさつに来たが、応援しないと言った。肩入れしないが場合によっては全員を応援することも。あるいは応援しない。中立を保つ姿勢だ。
特定の誰かを応援しないという前提で、鈴木市長がこれまで積み上げてきたことの前提に立って変革、改革をいとわずにやってほしい。
「政治の世界からは足を洗う。やめて次の選挙にでるんだと思わないように。残り10月まで一生懸命やる」と述べ、「最後の最後まで頑張りるので残り数カ月よろしくお願いします」と結んだ。
鈴木市長は肩の荷を降ろしたように晴れ晴れとしたにこやかな表情で話した。
鈴木市長は早稲田大学政治経済学部を卒業し、新潟県庁に入庁。2010年1月に退職してその4月の燕市長選で無投票で初当選している。取材メモは次の通り。
今後の進退について。次期燕市長選に出馬しないと正式に表明。来年2月までの人気10月22日で辞任する。正式には9月議会初日で辞任の届け出を議長に提出したい。
次期市長選に出馬しないのは多選の弊害。任期満了に身を引くのは令和8年度の予算、人事、合併20周年記念式典、このままで残り1カ月となるわたしが在籍するのではなく、新しい市長がやるべきというのが、この考えに至った背景。
市長に就任したとき、できあがった予算を引き継いだ。1年間、自分の政策をできなかった。2期目、3期目、4期目の出馬の際、予算編成前の出馬。選挙公約になるのかどうなるのか微妙な形で選挙にのぞむことに違和感をもっていた。
同じような思いは後任にさせたくない。新しい市長が予算編成を。そのためには10月下旬から11月上旬までに選挙が行われた方が好ましい。(任期満了の)半年前の区切り、10月22日にやめる決意をした。
きょう発表したのは7年度予算が成立。4月から新事業に入る。職員が年間のスケジュールを考えたときに、新年度事業をつくりやすい。4月になる前にこのタイミングがいろいろな面でいいだろう。3月議会は施政方針演説の結びに述べた。ことしはへびどし。燕市は脱皮。鈴木という皮を脱いで新しいフェイズに入るのが好ましい。
きょう発表したのは7年度予算が成立。4月から新事業が始まる。職員の年間のスケジュールを考えたときに、新年度事業をつくりやすい。4月になる前にこのタイミングがいろいろな面でいいだろう。
3月議会は施政方針演説の結びに述べた。ことしはへびどし。燕市は脱皮。鈴木という皮を脱いで新しいフェイズに入るのが好ましい。
辞職を考え始めたのはずっと前。もともと平成22年に当選したときから長くても在職は3期12年で全力で取りくもうと思った。三期目でやめるつもりだったが、感染拡大であり、その途中でやめるのは市民に不安を与えるのでは。
感染対策で事業ができなかった。このあたりは令和3年の12月議会で堀議員の質問に答えている。当初予算が成立し、ほとんどの懸案事業は解決の方向を示すことができた。
就任後の改善した部分や課題は?
当選当時は合併間際。市の一体感が醸成できず、リーマンショックのダメージが回復できていなかった。祭りの寄付も厳しかった。
何よりも教育、子育て政策の充実を図るということができたと思っている。職員は国からの通達をそのままの執行官庁ではなく、政策官庁になっていこうと。とにかく新潟県初とかいった事業をどんどん取り組もうと呼びかけた。かなり実行した。
今後の課題は?
人口減少対策はずっと続く課題。これからもさらに充実させながら取り組んでいかなければならない。
後継については?
後継指名とかはするべきではないと思っている。
今後の課題は?
人口減少対策はずっと続く課題。これからもさらに充実させながら取り組んでいかなければならない。
後継については?
後継指名とかはするべきではないと思っている。市長は市民が選ぶものと思っている。後継指名やキングメーカーを積極的にするのはしちゃいけない。後継指名で市民の反発を受けた事例は世の中で結構ある。そんなことはしない方がいい。ぜひ我こそはという人が自ら出てくることを期待する。
業界や幹部職員に辞職を伝えたときは?
もうちょっとという声をずいぶんもらった。組織経営論を長く学んできた私としては多選とかそのときはいいが長期的には決していい結果をもたらさない。人類の歴史が証明している。
燕市は今、安定しているが、安定のうえにあぐらをかく、油断するのはいけない。マンネリ、油断、場合によっては停滞につながる。もしかしたらおごり、慢心につながっていくかもしれない。やはり身を引くほうがいいと。
49歳で市長になったが、9月で65歳になる。常勤職員はみんな年下に。居座るのは決してよくない。そうしたおそれがる。おそれは早めに摘んだ方がいい。
立候補したい人がわたしのところへあいさつに来たが、市長はどんな仕事か聞かれたが、その人に私はあなたを応援することはないと言った。
特定の誰かを応援しないという前提で、これまでわたしが積み上げてきたことの前提にたって変革、改革をいとわずにやってほしい。わたしと違ういろんなことにチャレンジしてほしい。
燕は新しいことに挑戦して変革してきた。そんなことを市民も期待するし、私もそうあってほしいと思う。
次期市長候補が応援要請した場合?
肩入れしないが場合によっては全員を応援することも。あるいは応援しない。中立を保つ姿勢。
多選の弊害を排除する。多選の弊害が起きないようにする。多選がいいところもある。マンネリのおそれがないようにしたい。
政治の世界からは足を洗う。やめて次の選挙にでるんだと思わないように。残り10月まで一生懸命やる。
最後の最後まで頑張りますんで残り数ヶ月、よろしくお願いします。