ミャンマー最大の祭りで新年を祝う伝統行事「水かけ祭り」が4月26日(土)、新潟県燕市の市役所まちづくり広場で開かれ、主催者では当日の参加はもちろん、ボランティアも募集している。
ミャンマーは4月17日が元日に向けて、13日から16日までは人に水をかけて1年間の不幸や苦しみを洗い流して新年を迎える儀式、水かけ祭りが行われる。燕市国際交流協会(山崎悦次会長)と一般社団法人新潟県ミャンマー人支援協会 (オンマー・タイ代表理事)の主催で午前11時から午後3時まで開かれる。
当日は、ミャンマー出身者によるミャンマーの踊りや歌、地元の飛燕太鼓のステージイベント、互いに水をかけあう新年の祝い、民族衣装の試着、水鉄砲を使ったウォーターサバイバルゲームなどが体験できる。ベトナム、中国、日本、ミャンマー、インドネシア、タイの多国籍料理の販売やキッチンカ―も出店する。
新潟県ミャンマー人支援協会は燕市に本部を置き、日本で働きたいミャンマー人と企業のマッチングを主な事業としている。しかし、せっかく働く場所を見つけても、技術が身に付くと賃金の高い都市部へ移り住むことが多い。
そこでミャンマー人を支援する体制や環境を整え、少しでも住みやすく日本で共生する社会を目指している。イベントもそうした活動の一環で各地で行っている。
オンマー・タイ代表理事は「わたしたちの仲間は50人ぐらいだけど、新潟には100人以上ミャンマー人がいます」と言う。「水をどんどんペットボトルに入れてかけあって、あ~涼しい、気持ちがいいということで友だちになって交流。そして私たちのグループが踊ります」とPRし、参加を呼びかけている。
参加したい人は、ぬれてもいい服装で着替えを持参する。また、準備や運営などの手伝いをしてくれるボランティアも募集している。外国語が話せなくても国際交流に興味のある人なら誰でも参加できる。
ボランティアの申し込みは4月1日から16日までに燕市国際交流協会(電話:0256-63-4116・燕商工会議所内)へ。