6月7日(土)、8日(日)の2日間、新潟県三条市で行われる名物行事「三条凧(いか)合戦」に向けて主催する三条凧協会(須藤謙一会長)は20日、三条市への玄関口の燕三条駅の構内に三条六角巻凧を展示した。
三条凧合戦を盛り上げようと毎年おこなっている大凧展示。三条凧協会に加盟する30チームからそれぞれの凧組のはっぴを着た40人近くが参加し、新幹線駅改札内で毎年、使っている骨組を組み、そこに三条六角巻凧を飾った。
三条六角巻凧は、弱い風でも揚げることができ、動かしやすいので空中戦に向いている。中骨を抜いて簡単に丸めて携帯できるのが特徴。実際に合戦でも使われる「30枚ド」と呼ばれる縦212×横173センチの大凧9枚を展示した。
各凧組の看板凧や子どもの名前が書かれた凧が並んだ。改札を入ると迫力満点の武者絵などが目に飛び込み、注目度は抜群だ。イオン県央店の店内にも21日から展示し、いずれも6月15日まで展示する。
また、あわせて参加者にことしの三条凧合戦のポスターとパンフレット、昨年に続いて三条凧協会が発行したフリーペーパー「イカマガジン」を配布した。
ことしの三条凧合戦は「三条市政20周年記念」を冠する。ことしも三条市を舞台にしたテレビアニメ「Do It Yourself!!-どぅー・いっと・ゆあせるふ-」のメインキャストの声優の中から2人が参加。三条マルシェが同時開催されないので三条凧協会独自の凧マルシェ開催を計画している。