滝沢三条市長が2期目の初めての市政報告会 (2025.4.25)

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新潟県三条市の滝沢亮市長の市政報告会が24日、三条東公民館で開かれた。たきざわ亮後援会が主催し、約250人が参加して会場からあふれるほど。昨年10月の三条市長で無投票で再選を果たして以来、初めての市政報告となった。

市政報告を行う滝沢市長
市政報告を行う滝沢市長

開会のあいさつで村上幸一後援会長は、昨年は国政選挙などがあり、滝沢市長も公務などがあって時間が取れなかったが、ようやく4月になって時間が取れて市政報告会を開催できたと遅れたことをわび、「これからも皆さんの力で市長を育てていただきたい、また盛り上げていただきたい」と願った。

村上後援会兆
村上後援会兆

来賓の杉井旬県議は「滝沢市長は下田で生まれ育って、下田で子どもを育てる現役世代。三条市は、いい時期に最適な市長をもつことができた」、森山昭市議会議長は「今、県央基幹病院を中心とした道路ネットワークの整備のなかで、県央5市町村は非常にすばらしい良好な関係にある。その中心になっているのが三条市であり、滝沢市長」と活躍に期待した。滝沢市長の市政報告の概要は次の通り。

滝沢市長の市政報告の概要

冒頭、国道8号栄拡幅事業の進ちょくに不満があることをわび、昨年3月に国道403号三条北バイパスの保内の工業団地から県道塚野目代官島線までつながり、その後の延伸や接続道路の整備について話した。

三桁国道は県が整備、管理していることから「県と足並みをそろえ、呼吸を合わせているところ」で、最終的な目標は、いつもラジオの交通情報で渋滞が伝えられる第二産業道路の渋滞解消。抜本的な解消には石上大橋下流橋が必要で、それにより三条市から「燕三条駅周辺、県央基幹病院へ救急車が渋滞に巻き込まれないようなまちづくり、道づくりをしていきたい」。

国道289号の八十里越(はちじゅうりごえ)が来年秋から再来年夏までの間に開通する。開通すれば「これまで下田の奥の方はある意味、行き詰まり、どん詰まりだったが、むしろ太平洋側から、福島県側から来る人たちにとって、わたしたち三条市が、下田地域が太平洋側からの玄関口になる」。

三条に、下田に泊まって楽しんでカネを落としてもらう取り組みを進めていかなければならない。そのために別の場所にある日帰り温泉「いい湯らてい」と「道の駅 漢学の里 しただ」をひとつのエリアにまとめ、ひとつの場所に滞在してカネを落としてもらう流れで進める。

滝沢亮市政報告会
滝沢亮市政報告会

この日から事業内容や事業スキームを直接の対話により民間事業者の意見や新たな事業提案の把握を行って対象事業の検討を進展させるための情報収集をするサウンディングを始めた。

「できればことしの後半には具体的にどのようなリニューアル再開発をするのかを皆さんに示したい」。

そのための施設づくりには資金が必要だが、2024年度の三条市のふるさと納税は前年度より1億円ほど多い45億1900万円だった。「これを三条市の今、そして将来のための発展のために、しっかりと投資をして使っていきたい」。

三条市立大学の第1期生がこの3月に社会に飛び立っていった。卒業生70人のうち59人が就職し、うち8人が県央地域に就職した。この8人で満足せず、ひとりでも多くこの地域に残っていくようなまちづくり、大学づくりを大学任せにせず三条市も「これまで以上に大学と足並みをそろえて、協働して手を取り合っていきたい」。

三条市は9月と10月の気温の日本の最高記録をもっている。中学生が夏に部活ができない、体育ができないほどの猛暑になっている。市内9中学校の体育館にエアコンを順に導入し、ことしは間に合わないが来年の夏までにすべての中学校に設置する。同時に災害に体育館が避難所になったときの快適さの向上も目的にしている。

そして少子化の問題。ことしの三条市の二十歳を祝う会の対象は約950人だったが、昨年度1年間の三条市の出生届は402人。20年で半分以下になった。

滝沢市長
滝沢市長

子どもたちを守るため、子どもたちの教育環境を守るためさまざまな取り組みを進めている。昨年の秋から三条市未来の学校検討委員会を立ち上げた。結論として下田地域の5つの小学校の統廃合の検討という提言があった。

39歳の下田地域出身の滝沢市長が小学生だった当時は、下田地域全体で1学年で約170人いたが、ここ数年は1学年約30人と1/5、1/6に減っている。すべて小学校で複式学級になる可能性がある。

そこでこの5月、6月にかけて5つの小学校区で説明会を行い、教育委員会が今後、どんな思いで進めていくかを市民に伝える。学校のことは教育委員会の話だが、「なかなか難しい大変な話なので、わたし自身、リーダーの責任、リーダーの決意という意味も込めて、5つの小学校区の説明会にすべて顔を出して、すべてわたし自身の言葉で説明していきたい」と覚悟を示した。

ことしは旧三条市、旧栄町、旧下田村が合併してから20年の節目。合併当時19歳の大学生だった滝沢市長は、村民から市民にバージョンアップした、住所を画数の多い南蒲原郡を書かなくて良くなったとしか当時のことを記憶していない。

「皆さんと一緒に未来の三条市へどうやって進んでいけばいいのかを共有する、さまざまに語り合うようなこの20周年の節目にしていきたいので、この20年を祝いつつも、さらに未来志向の三条市を進めていきたい」。

昨年秋の市長選で無投票で再選を果たしたが、「まだまだわたし自身、2期目だが、至らないところもある。皆さまの力がなければ三条市を前に進めることができない。今後とも皆さまの力添え、そして叱咤激励を心よりお願い申し上げる」とさらなる支援を求めた。


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