小学生が自分で組み立てたロボットで対戦して技術や創造力を競う「ロボコンジャパンカップ」の2025年度大会に向けて特定非営利活動法人ロボコンジャパン(丸山光博理事長・新潟県三条市)は、6月15日(日)まで参加者を募集している。
先にロボットを作成する参加受付&作成教室を開く。ロボットが完成したら操縦の仕方をマスターし、予選ではすべてのピンポン球を指定の場所に運び入れたタイムで競い、上位入賞者で決勝大会。決勝コースは後日、発表する。
今回は第20回大会の節目を記念して、個人戦のほかにダブルス選を企画した。第20回大会 特別企画として決勝大会において「ダブルス戦」を行います。
ダブルス戦は数は少ないがロボットの無料貸出があり、ロボット販売(完成品)を予定している。参加資格は20回大会参加小学生とその家族、ロボコンジャパン過去参加者、ロボコンジャパンメンバー。2人1組の団体戦で競う。
参加受付&作成教室は、6月に8日(日)新潟、15日(日)燕三条、22日(日)長岡の3会場で行う。さらにワンポイントアドバイス作成教室を7月6日(日)燕三条、13日(日)新潟、19日(土)に燕三条と長岡で行う。
作成したロボットで7月27日(日)に予選大会、9月7日(日)に決勝コース発表会&部品販売会、そして9月28日(日)の決勝大会で頂点を競う。会場はいずれも三条商工会議所。
ロボコンジャパンカップは2006年、燕三条青年会議主催の「ふるさとロボコンチャレンジカップ in 県央」として始まった。2011年には特定非営利活動法人ロボコンジャパンを設立、主催している。
現在のメンバーは28人。燕三条JCの卒業生が中心で毎年、1人、2人と新しい卒業生が加わって組織を継続している。
2020年から新型ウイルスの感染拡大が開催が危ぶまれたが、その間もオンライン開催で1年も休まず継続した。とはいえ感染禍で参加者が減り、ことしの第20回大会で巻き返しを図る。
早川滝徳実行委員長(51)=トキワ印刷代表取締役=は、強豪選手にファンレターが届くこともあると言い、「続けてきたかいがあった」。第20回記念のダブルス戦では、中学生以上になった優勝経験者にも直接、参加を呼びかけており、「レジェンドに挑戦みたいな感じでできたらいい」と期待する。
「ロボコンの趣旨である、ものづくりのまちの子どもたちに、ものづくりの大切さを知ってもらいながら、親子でロボットをつくることで親子のきずなも感じ取ってもらいたい」と参加を呼びかけている。
小学校1年生から6年生までが対象で、参加費は2,000円とロボットキット代4,500円。すでにロボットを持っている人はロボットキット代は必要ない。ダブルス戦だけの参加は1,000円。
参加申し込みは6月15日(日)までにLINEアカウント「ロボコンジャパン」から。問い合わせはロボコンジャパン(電話:050-7114-4324、FAX:0256-46-0797)。