1年で最も昼が長い「夏至」だった21日、各地で記録的な猛暑となり、新潟県三条市は36.0度まで上がった。全国で3番目の高温で、6月の三条市としては2018年の36.1度に次ぐ観測史上2番目の厳しい暑さとなった。
高気圧に覆われてフェーン現象も重なり、とくに北陸地方で高温になった。三条市は明け方の最低気温は23.0度で、午前9時には31.3度と早くも軽々と30度を超え、午後1時19分に最高の36.0度に達した。
21日の全国最高気温は石川小松の36.9度、次いで富山県富山の36.3度、そして富山県秋ヶ島と三条が並んで36.0度で3位。三条市では18日の33.6度を上回ることし最高、ことし初の35度以上の猛暑日となった。
北陸地方ではことし初の熱中症アラートが発表された。三条市の暑さ指数は激しい運動は中止が求められる「厳重警戒」の約30に達した。
21日、となりの燕市では燕地区の夏まつり「飛燕夏まつり」が行われた。例年7月下旬のところ、近年は猛暑に見舞われて熱中症のおそれで行事の実施が難しくなっていることから、ことしは1カ月、前倒しした。
三条市の観測値で比較すると、6月下旬は7月下旬より最高気温が約4度も低い。万全を期したが、結果的には裏目に出た。
昨年の飛燕夏まつりは2日間で開催され、最高気温は7月20日が31.3度、21日が35.4度だったのに、ことしはそれを上回った。しかもことしはまだ体が暑さに慣れていないため、昨年のよりもかなり暑く感じる飛燕夏まつりとなっていた。
22日の新潟の予報は晴れのち一時雨。予想最高気温は34度で厳しい暑さが続きそうだ。