新潟県燕市燕地区で21日、「飛燕夏まつり」が行われた。商店街と燕市交通公園の2会場でさまざまなイベントが行われ、フィナーレはことしも商店街で「燕ばやし」を踊って締めくくった。
毎年7月下旬に2日間にわたって行われてきたが、熱中症対策でことしは1カ月早めて1日だけに凝縮して行われた。それにもかかわらず昨年以上の猛暑に見舞われたが、予定通りすべての行事が行われた。
ラストの燕ばやし大会は、町内や事業所など22団体から1,044人が参加。1時間にわたって輪踊りで汗を流した。
そろいの浴衣やユニホーム、燕商工会議所青年部は恒例で仮装で参加。「燕ばやし」の間奏では声を合わせてそれぞれの団体の名称を叫んで盛り上げた。
夜になっても熱気が冷めず、すぐに汗びっしょりになって踊った。踊りの美しさや統一感が最も良かったチームの表彰は、昨年に続いて川前地区の「かわまえふぁみり〜ず」が優勝した。
任期満了を待たずにことし10月22日で辞職すると表明した鈴木力市長は開会のあいさつで「わたしも最後ですので市役所チームに参加して踊ります」とあいさつした。近年は踊ることはなかったが、宣言通り踊りの輪に加わった。
踊りのあとも、参加した市職員全員がステージ前に集まり、鈴木市長を囲んで初めて集合写真を撮影し、鈴木市政のラストイヤーを記念に残していた。
鈴木市長に感化されてか、燕商議所の田野隆夫会頭もことしは踊りの輪に加わっていた。