とび工事の(有)加藤架設工業(資本金500万円、阿賀野市)は、6月23 日に新潟地裁新発田支部へ自己破産を申請、7月2日に同地裁より破産手続き開決定を受けた。負債は約7400万円。
帝国データバンク新潟支店の調べでは、同社は1970年6月創業、88年7月に法人改組されたとび工事業者。主に大手プラント設備工事業者の下請けとして、石油備蓄基地などのタンク外部の足場工事を手がけ、97年6月期には年売上高約1億4488万円を計上していた。
しかし、2024年6月期の年売上高は約7400万円に落ち込み、連続して欠損を計上、債務超過に陥っていた。工事案件の受注減少が続き、加えて従業員の高齢化による人手不足もあり、ことし5月12日に事業を停止していた。