新潟県警三条署は、11日までに、交際あっせん詐欺の特殊詐欺で現金27万円余りをだまし取られた三条市の60代男性から被害の届出を受理し、捜査している。
6月上旬、男性のSNSに女性を各乗る者から「友だちになりたい」という内容のメッセージが届いた。メッセージに添付されたリンク先のメッセージアプリのアカウントを登録し、やり取りをしたところ「女性を紹介できる」などと言われ、別の女性を名乗るアカウントを紹介された。
男性はこれらのアカウントと交信を重ね、相手と会うことが決まったところ、「入会手続き」を求められた。「会員制であり、申請に1万円が必要です」、「会員カードの認証が必要です」などと言われ、6月20日までの間に、4回にわたり現金合計27万2700円を相手方の指定する金融機関口座に振り込みだまし取られた。
Aさんは、現金を振り込んでも手続きが進まず、さらに高額の現金振込を要求されたことから不審に思い、三条署に相談して詐欺被害と判明した。