新潟県三条市を拠点に若手経営者や次期経営者を中心とした異業種交流団体「三条エコノミークラブ」(笹川英二会長)は19日、2025年度7月臨時総会で、次年度会長に監査役の浅野大喜(あさの ひろき)さん(38)=浅野金属工業株式会社取締役総務部長=を決めた。
浅野さんは三条市生まれ。本成寺中、三条高校、明治大学経営学部を卒業し、イギリス、カナダに3年間の留学のあと、2013年にステンレス製品製造業の浅野金属工業=三条市月岡=に入社し、ことしで9年目。三条エコノミークラブは15年に入会して11年目で、20年には三条祭り若衆会の会長も務めている。
次年度会長に承認された浅野さんはあいさつで、これまでの会社や三条エコノミークラブでの歩みを振り返り、「会長という役職をいただいて、ちょっとまだ怖い気持ちもあるが大変、光栄に思っている。精神誠意頑張っていこうと思う」と気を引き締めた。
来年はクラブの創立65周年で、周年事業の計画も動き出した。「60周年を迎えてそこから数年間、変革の時期だった」と浅野さん。会員手帳のデータ化、会則の変更、ことしは組織図、運営など大きく変更した。
「60周年をひとつの転機に、65周年事業も変革していかなければならない。そのために副会長、相談役、事務局が素晴らしい方針を打ち出している。わたしの第一の使命は、それを導き、形にしていくことが責務だと思っている」との考えを示した。
「何もなかった平凡な私が、この場に立たせていただくように成長させてくれたのは、まぎれもなくこの三条エコノミークラブという会。三条エコノミークラブが来年度、ますます発展するとともに、ここにいる皆さまの勉強や成長に寄与する1年にしていきたい」と抱負を述べた。