解体工事などの(株)エイテックス(資本金300万円、上越市)は、7月16日に新潟地裁高田支部から破産手続き開始決定を受けた。負債は約1億円。
帝国データバンク上越支店の調べでは、同社は2010年6月創業、11年9月に法人改組されたとび工事、土工・コンクリート工事業者。上越エリアを中心に建物の解体工事や土エ工事などを手がけ、2019年8月期には年売上高約1億8200万円を計上していた。
しかし、新型コロナの影響による工事案件の中止や延期などから受注が減少、2022年8月期の年売上高は約 8800万円にまで落ち込み、財務内容も債務超過に陥るなど、資金面を厳しい展開を強いられていた。
その後も受注は回復せず、資金繰りも限界に達し、今回の措置となった。