11日から17日まで4年ぶりに新潟県で開かれた第45回高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会に新潟県代表で初出場し、ベスト4に進出して3位となった三条市の旭スポーツ少年団(高畑哲也監督)は27日、滝沢亮三条市長を訪問し、成績を報告した。
各都道府県代表と開催地枠を含む53の小学生チームが出場した全国大会。旭スポーツ少年団は新潟県予選大会で初優勝して本大会へ進んだ。
2回戦からの出場で庄野シリウス(三重)に9-2、田原本南リトルヤンキース(奈良)に4-1、準々決勝で木屋瀬バンブーズ(福岡)に3-1で勝ち、新潟県勢最高位の4強入りを果たし、県勢初の決勝進出をかけて長曽根ストロングス(大阪)と対戦した。
長曽根ストロングスは過去7回優勝の強豪で前回の新潟開催でも優勝している。旭スポーツ少年団は1回に3点をあげて先制し、4-2で最終回を迎えたが、失策もあって逆転を許し、4-5と悔しいサヨナラ負けを喫した。長曽根ストロングスは続く決勝でも勝って8度目の優勝を飾っている。
27日は旭スポーツ少年団の団員15人がユニホームを着て3位のトロフィーや盾、ペナントを手に、メダルを首から下げて滝沢市長を訪問した。冒頭、高畑監督は毎試合、球場へ足を運んで応援してくれた滝沢市長に感謝し、地元の応援の力で3位になれたと感謝した。
準決勝は大阪の強豪を相手に悔しい結果だったが、「本当に誇らしく思っている。ひとつ勝つたびに子どもたちの顔が自信に満ちあふれて絶対、勝ってやろうという強い思い、心をひとつにして立ち向かう姿は、本当に素晴らしく心を打たれた。こんなところまで連れてきてくれた子どもたちに感謝」と感謝することばかりだった。
さらに「少子化のなかで、ひとりでも多くの子どもが野球やりたい、もっと頑張ろうと思ってくれたら幸い」と少年野球の隆盛にもつながることを願った。
スタンドで観戦した滝沢市長は、ショートバウンドの処理や正確な送球、難しい飛球も捕球できたのは「日ごろ練習しているのがよくわかった」と感心。「多くの三条市民が感動し、勇気をもらった。悔しい気持ちとやったという気持ちが混ざっていると思うが、素晴らしい全国第3位。皆さんの活躍、本当におめでとう」と健闘をたたえた。
準決勝の終了直後はグラウンドに崩れ落ち、涙を流す選手も多かったが、それから10日たって、ほとんどの選手が喜びが悔しさに勝っていた。塚田晄人主将(旭小6年)は「強豪の大阪のチームとここまでやれたのはうれしい」と話し、5年生は「先輩たちの結果をもっと超える結果にしてつなげていく」と頼もしかった。
2学期が始まるが、滝沢市長は「誇りをもって最高の夏休みだった、頑張ったんだという顔で2学期を始めてほしい」。週末の市内大会でも優勝し、次は全国大会につながるポップアスリートの北信越大会に新潟県1位通過で出場する。その先で長曽根ストロングスとの再戦、雪辱も夢に描く。
滝沢市長は「大活躍を期待している。中学生になっても野球を続けているいくということなので、さらに野球人として野球選手としても大きく活躍されることをみんなで応援している」とエールを送った。
訪問後、高畑監督は「どこ行っても全国3位のチームというレッテルを張られているので、逆にそれがまたわれわれのプレッシャーで下手なことできない、恥ずかしいようなことはできないというのがを感じながら毎日生きてます」と追われる立場になっていることに気を引き締める。
旭スポー素少年団の指導者となって17年、監督となって13年。自分にとっても選手にとっても「いい夏でした」とかみしめるように話し、自分ひとりでは味わえない達成感や充実感に笑顔をこぼした。
塚田主将は次の目標を「ポップアスリートで長曽根ストロングスに勝って優勝すること」ときっぱり。準決勝は「最終回に守備のミスで点を取られてしまったたので、守備を練習してきている」と次の戦いを視野に練習に励んでいる。