三条市の伝統行事「三条凧(いか)合戦」の秋季大会が、9月20日(土)、21日(日)の2日間、三条防災ステーション(ミズベリング三条)を会場に開催される。主催は三条凧協会(須藤謙一会長)。今回は過去最多となる25組が参戦し、秋空の下、350年以上続く伝統の合戦が繰り広げられる。
今回の秋季大会では昨年、雨で中止した小学3年から中学3年の児童生徒を対象とした「SANJO IKAGASSEN NEXT(凧合戦ネクスト)」が初めて開催される。未来の担い手たちに凧合戦の魅力を体感してもらおうというものだ。協会では「次世代に凧合戦文化を継承する機会にしたい」としている。
さらに今回は、例年にない取り組みが数多く盛り込んだ。春秋を通じて初となる裏館小学校の児童が凧ばやし演奏が披露し、合戦を盛り上げる。企画凧合戦では、紅白に分かれて戦う「紅白戦」を初開催。紅白戦の勝利組の1位を秋季大会の総合優勝とする秋季大会特別ルールも採用している。
また、春の大会に続き協会主催で行われる「凧マルシェ」では、地元飲食店やキッチンカーなど20店舗以上が並ぶ。来場者は凧合戦の観戦だけでなく、家族で1日楽しめる催しとなる。
大会に先立って9月7日午後1時から組分け抽選会が行われ、25組による紅白の組分けが発表された。
あわせて行われた記者会見で須藤会長は「三条凧合戦は、江戸時代から続く伝統行事で、毎年春に開催される印象だが、三条凧合戦は秋に新人育成を目的とした新人戦を毎年、開催している。ことしはさらに子どもたちを対象にしたIKAGASSEN NEXTがあり、この伝統文化を未来につなげるための秋季大会にしたい」と抱負を述べた。
IKAGASSEN NEXTへの参加は事前申し込みフォーム「SANJO IKAGASSEN NEXT 2025参加申込」から申し込むか、当日の受付でも対応。21日(日)午前8時半から9時までに協会本部テントに集まる。
子ども以外にも一般参加の龍王組への参加も広く呼びかけている。こちらは当日受け付けのみで、協会テントで参加を受け付ける。秋季大会のスケジュールは次の通り。
■秋季大会1日目 9月20日(土)
■秋季大会2日目 9月21日(日)
IKAGASSEN NEXT 申込フォーム