木造建築工事のヤマダホーム(株)(資本金1000万円、村上市)は、10月1日付で新潟地裁新発田支部より破産手続き開始決定を受けた。負債は約1億5000万円。
帝国データバンク新潟支店の調べでは、同社は1941年創業、58年11月に法人改組された木造建築工事業者。住宅・アパート・店舗・事務所等の設計、施工のほか、製材業も併営するなど業容を拡大し、95年12月期には売上高約7億8241万円を計上していた。
しかし、近年は大手ハウスメーカーとの競合や個人消費の低迷などの影響から売り上げが低下。2024年12月期の年売上高は1億円ていどにまで落ち込むなど厳しい展開を強いられていた。
また、損益面では赤字が続いていたことで債務超過に陥っており、先行きの見通しが立たないことからことし8月8日付で事業を停止していた