11日から20日までの10日間は、新潟県犯罪のない安全で安心なまちづくり旬間・全国地域安全運動。その皮切りで10日、新潟県警燕署(水上英俊署長)で防犯ボランティア団体との合同パトロール出発式と広報啓発活動が行われ、2019年から燕署の特殊詐欺被害防止推進員に委嘱されているご当地ヒーロー「方言戦隊メテオレンジャー」もひと肌脱いだ。
ことしの運動の重点項目は、「特殊詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害防止」「子供と女性の犯罪被害防止」「自転車盗、万引きの被害防止」で、スローガンは「みんなでつくろう安心の街」。
燕署駐車場で行われた出発式には、燕署員をはじめ新潟レスキューバイク隊県央隊隊員、燕市内防犯組合員、燕市職員、メテオレンジャーら16人が参加した。
水上署長は「ここ十数年、刑法犯認知件数は減少傾向にあるが、一昨年から増加に転じ、ことしも増加している」とし、なかでも万引きや鍵をかけない自転車などの盗難、車上ねらい、侵入盗などが多く、特殊詐欺、SNS を利用した投資詐欺、ロマン詐欺が多発し、高額被害が発生していると危機感を示した。
「これら犯罪は発生させないことがいちばん」で、「皆さまと一緒に連携して取り組むことにより、より多くの市民の防犯意識の向上と行動の定着化が図られる」と参加者に期待した。
メテオレンジャーは、燕市・吉田北地区まちづくり協議会から生まれたご当地ヒーロー。昨年は燕市PR大使にも就任している。この日はメンバー5人のうち4人が参加した。
昨年は燕地区職場警察連絡協議会と燕防犯組合連合会でメテオレンジャーのオリジナルトートバックを作成したが、今回はポーチを作成して啓発品と一緒に来店客に手渡した。方言でだまされるなという意味の「たらかされんな!」とあるシリーズで、受け取った来店客がから逆に「頑張ってね」とメテオレンジャーが励まされるひとこまもあった。