測量業など(株)青山設計(資本金3000万円、新潟県燕市)は、6月13日までに事業を停止し、今後、自己破産を申請する予定。負債は約6000万円だが、今後、変動する可能性がある。
帝国データバンク新潟支店の調べでは、同社は1969年創業、78年9月に法人改組された測量業者。地元燕市のほか地方自治体からの元請受注を中心に測量、設計、補償コンサルタント事業などを手がけ、2000年6月期には年収入高約1億2192万円を計上していた。
しかし、近年は官公庁からの受注減少などに伴い減収を余儀なくされた。22年6月期の年収入高は約4183万円にまで減少していた。
その後、24年2月にM&Aにより福井県の設計事務所が同社の事業を承継したことで、24年6月期の年収入高は約7025万円に回復、利益を計上していたものの、今期に入ってから受注が急減したことで、資金繰りが限界に達したことから事業の継続を断念した。