【燕市長選】立候補予定者公開討論会の文字起こし (2025.10.10)

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9日開かれた新潟県燕市の鈴木力市長の任期途中の辞職に伴う市長選(12日告示、19日投開票)向けた立候補予定者公開討論会の立候補を表明している新人の佐野大輔氏(41)と佐々木剛氏(59)の発言全文を文字起こしした。

燕市長選挙立候補予定者公開討論会
燕市長選挙立候補予定者公開討論会

燕市に住んで行政×燕市を離れて民間

2人とも鈴木市政の継承を掲げていることから、市政に対する考え方に大きな違いはなく、論点はならなかったが、それぞれの経歴は対照的だった。

佐野氏は大学卒業後に燕市にUターンして燕市職員、燕市議としての行政側の立場で培った実績をアピール。一方で佐々木氏は燕市を離れて40年になり、国内外の金融機関で働いた民間ならではの視点とアイデアでしがらみのない市政を訴えた。全文は次の通り。

リンカーンフォーラム
それではいよいよ実際にパネリストの皆様のお話を,お伺いしたいと思います。まず自己紹介をしていただきます。時間は3分となっております。席の順番、またお話しする順番は事前に控え室でくじを引いて決めております。それではまず佐野様からお願いいたします。

佐野大輔氏
皆さん、こんばんは。佐野大輔と申します。まずはこの企画をしていただきました燕三条青年会議所の皆様、本当にありがとうございます。また、お越しいただいた皆様、そしてライブ配信で見ていただいている皆様、あの、ぜひともしっかりと聞いていただきまして、また参考にしていただければと思います。

それでは少し私の自己紹介をさせていただきたいと思います。あの、私自身はもともと緑町の市営住宅というところから、この燕市での生活をスタートしました。まあ、そこから今の自宅の場所に移りまして、水道町保育園、燕西小学校、そして燕中学校、三条高校という形でこの燕で過ごしまして、その後、大学に進学とともに神奈川の方に移り住みました。

大学の方では、私ずっと福祉を専攻させていただいてまして、知的障害者の雇用に関する制度というところと、就労の実態ということを勉強する傍ら、ボランティアサークルで知性障害者の施設や、また児童養護施設にボランティアに毎月毎週行くような生活をしておりました。

その後、大学を卒業して燕市に戻ってくるわけですが、最初は燕中学校で燕市の臨時職員という形で勤めさせていただきました。中学校でもその福祉というところに関わってきたところもありまして、脳性麻痺の介助というところと、あとは発達障害を持っているという形の子たちのマンツーマンで、その子たちを面倒見るというところのお仕事をさせていただきました。

その傍らではありますが、燕中学校剣道部、強いと皆さん理解をしているところもあると思いますが、剣道部のコーチをずっとさせていただいておりました。そこから市役所に移りまして、10年間、市役所で働かせていただきました。そのうち2年間は霞ヶ関の文部科学省というところで、国のお仕事をさせていただいたり、またその後、民間に移ったんですが、民間でも学校のさまざまな授業のお手伝いや、またまちづくりというところも参画をさせていただいておりました。

そして一番直近になります。燕市議会議員として2年9ヶ月取り組んでおりました。燕を良くしたいという一心で、それぞれの立場でこれまで取り組んでまいりましたが、この燕市長選挙をこれから出るというところ、また燕市をしっかりとこれから自分が責任を持って取り組んでいくんだという思いで務めさせていただきたいと思っておりますので、ぜひとも皆様ご支援くださいますようよろしくお願いいたします。以上です。

リンカーンフォーラム
はい、続きまして佐々木様、お願いいたします。

佐々木剛氏
はい、皆さんこんばんは。佐々木でございます。よろしくお願いします。司会者の皆様、ご参加者の皆様、視聴者の皆様、皆様ありがとうございます。最初にでは自己紹介ということで、私の生い立ちから少しお話をさせていただければなというふうに思っております。

私は燕の桜町の出身でございます。両親はですね、昭和30年代、高度経済成長期に、それぞれ新潟の田舎の方から、ああ、燕に仕事を求めて出てきたというような両親でございます。

父はですね、生涯、工場の職人として一生を貫きまして、残念ながら4年前に亡くなったんですけれども、今も母とですね、姉が桜町に住んでおります。妹はですね、家に嫁ぎましたけれども、今も燕で働いていると、そういった家族でございます。

高校の卒業まで桜町に過ごしまして、その後、大学を進学を機に東京にまいりました。大学では機械工学,エンジニアを目指して勉学を励んでおりましたけれども、大学、大学院まで行きまして、大学院修了後は金融機関に勤めました。

なぜ理系に行ったのに金融機関かという質問をよくいただくんですけれども、まずひとつは、さらに幅広い知識を得たい、経験を得たいという思いからメーカーに進むのではなく、より幅広い経験ができる金融機関を選んだということでございます。

住友銀行、現在の三井住友を皮切りに、国内外の金融機関で約35年間、金融ビジネスに携わってまいりました。この35年間、金融ビジネスにとってもかなり厳しい期間でございましたので、いいことばかりではなくですね、かなり厳しいこと、苦しいこと、辛いことも多く経験してきたと、その間ですね、しばらくの間、海外で勤務させていただく経験もございました。

現在はですね、この6月に会社を退社しまして、今回のこの調整のために、燕市に戻ってきております。現在、私と家内と犬の3人で暮らしております。子供が3名おりますけれども、いずれももう成人しておりまして、独立独立しておりますので、東京の方で暮らしている、まあ、そんな人間でございますので、ぜひよろしくお願い申し上げます。

リンカーンフォーラム
はい、ありがとうございました。それではこれから皆様、パネリストの皆様から、具体的なことについて、お伺いをしてまいります。1点目のテーマは、現職市長市政運営についてです。今の姿勢につきましてのご評価についてお伺いをしたいと思います。こちらも3分ずつでお願いいたします。それでは順番変わりまして、佐々木様からお願いいたします。

佐々木剛氏
はい、まずは鈴木市長にご苦労様です、お疲れ様ですというふうにお伝えしたいと思います。鈴木市長でこの燕がですね、旧燕、吉田、分水が合併して、まもなくしましてご就任されたというふうに思っており、理解しております。

鈴木市長がですね、約15年半、この燕をひとつにまとめ上げて、市政あるいは財政を安定化させるにあたって、たくさんの施策を講じてこられた。この業績は非常に大きいものというふうに考えております。

さまざまなテーマに関しても、中長期的な計画に基づいて、粘り強く取り組んでこられたと思っております。取り巻く環境が厳しい中、また激しく環境が変化する中、これから燕市もさらに厳しい環境の中で頑張っていかなきゃいけないこのタイミングで、鈴木さんがご勇退されるということに関しては、市民の皆様、不安を思われたり、あるいは残念に思われる方が多いのではないかなというふうに思っております。

鈴木さんとも何度かお話をする機会がございました。鈴木さんの姿勢に対する考え方についても理解をさせていただいているつもりでございます。その意味で、鈴木さんがやってこられました今までの姿勢、これを大きく変える必要はないというふうに私自身は思っております。

鈴木さんがやられてきたことをさらに、まあ継続しつつ、さらにそれを推し進める。そこに新しいリーダーが新しいことを加えながら、この燕市を発展させていくというところが、これからの課題ではないかなというふうに考えております。以上です。

リンカーンフォーラム
ありがとうございました。続きまして、佐野様、お願いいたします。

佐野大輔氏
私からもあの鈴木市長には、まずはあの感謝の言葉を伝えたいと思います。本当にありがとうございました。あの、私が実際に感じた鈴木市長のまあすごいところというところは、政策実行力というところと調整力にあると思います。

皆さんが多分、見えている鈴木市長っていうところは、おそらく実際の1割ぐらいの動きしか見えていないと思います。その裏には本当に近くで市政に携わらせていただいたこともあって、9割は本当に調整に奔走されているというところがありました。その結果、市を支える、例えばインフラの整備であったり、また財政面なども大きく改善もされてこられました。

さらには人づくりというところになります。ふるさと教育を推進して、いずれ帰っていきたいと思えるような燕市を作っていくというところもそうですし、子育てするなら燕市でというところ。政策にしっかりと重点を置いて取り組まれたところも、結果的には県内で2番目に人口減少率が少ないという形になったところも、そこは功績として大きかったと思っております。

ただ、一方で人口減少は進んでおります。8万3千人いた人口が7万5千人に今なっているような状況になります。そこを考えたときに、これから公共施設の、まあ今後どうしていくのかとか、小中学校の統廃合をどうしていくのかとか。あとは産業も非常に厳しい状況があります。

公共施設の方向性については、鈴木市長がすでに計画を作っていただきましたが、ただ実際に大変なのは、これからそれをどうやって実行していくかということにあると思っています。これまでの鈴木市政を引き継ぐということは、その大変さも引き継いでいくこと、それをしっかりと取り組むということが大事だと感じているからこそ、私自身、鈴木市長のもとで命を受けながら私自身もさまざまな取り組み事業をさせていただいておりました。

先ほどの高級施設云々というところもありますが、例えば教育では若干の事業をやらせていただいたり、また長善館学習塾や燕ジュニア検定なども鈴木市長の命を受けてやらせていただいたものになります。

また、移住支援や婚活政策、また、産業観光なども取り組んでいた自分だからこそ、鈴木市長のその思いを引き継いで、しっかりと市政をつなげていけることができると確信しています。

また、もう一つ、この鈴木市政を支えてこられた職員の方々があって、この市政は成り立っていたということがあります。そこについてもしっかりと私自身、取り組んでいく中で、しっかりとあのやっていきたいなと思っております。以上です。

リンカーンフォーラム
はい、ありがとうございました。続きまして、議題2つ目に移ります。今ほど、現職市長の市政の運営についての評価をお伺いしましたけれども、続きましては、それではそこから変わりまして、市長になったら燕市はどうなるか、ご自身が市長になったら燕市はどうなるかという展望についてお聞かせいただきたく思います。こちらもご意見3分ずつお伺いいたします。はい、それではまた自分がわかりまして、佐野さん、お願いいたします。

佐野大輔氏
それでは私から市政を任せられたら、どういう展望を描いているのかということを少しお話をしたいと思います。展望ということなので若干、大きな話にはなりますが、私、燕市に住んでいる方々も、また働いている方々、そして行政も民間も垣根を取っ払って、また,先輩方の世代、そして私たち同年代、さらには次の世代の人たちも含めて、世代を超えていろんな方がこの燕市で活躍できる、そんなまちにしていきたいと思っています。

そのために私がどんなことを目指していくのかというところは、まずは先輩方の世代に対して何ができるのか。やっぱり大事なのは、安心して暮らせる医療と福祉をしっかりと充実させていくことだと思っています。また、文化を楽しむための活動の支援というところもしっかりと取り組みたいと思っております。

また、同世代の現役世代、私、今回こうやってあの市長に出るということを決意したのも、そこに対してしっかりと、まあ今回のこの公開討論会の狙いにもある若い世代がどうやって市政に参画していくかというところもあります。

そこも含めて、私が同世代の人たちとして、人たちと対してしっかりやっていきたいところについては、生き生きと子育てをしたり、また働けるための職場環境をつくっていくというところをしっかり取り組みたいと思っております。

また、未来をつくる世代に対して、その子どもたちに対して私が取り組みたいことは、やはり希望や夢を持って、このまちに、そして夢をこの燕市で叶えるということができる環境づくりをしっかりと取り組んでいきたいと思っています。

また、私のライフワークでもある障がい者支援というところが、私の中ではすごく大きなウェイトを占めている部分もあります。障がいは決してその障がい者と言われる人にあるのではなくて、社会の側にあるという私の思いから、障がいのある人もない人も関係なく、自分らしく,暮らすための環境づくり、制度づくりをしっかりと進めていきたいと思っています。

まだまだそこにはいろんなハードルがありますが、そのハードルもこの市長ということをやることで、しっかりと取り組んでいくことができる、またそのハードルを越えていくことができると思うからこそ、まずはこのスタートラインに立てるように、しっかりとして運営できるように取り組んでいきたいなと思っております。以上です。

リンカーンフォーラム
はい、ありがとうございました。続きまして、佐々木様、願いいたします。

佐々木剛氏
私がですね、子どもだった頃というのは、旧燕市、吉田分水ともに、非常に町に活気がございました。子ども心に覚えております。その頃は、やはり多くの労働者の方たちが、昼間それぞれの場所を,集まり、大いに仕事をし、そしてまた汽車に入っていくと、そういうような大きな流れがあったというふうに記憶していますし、駅前にはですね、そういった仕事を終えた方たちが帰る前に一杯飲んで帰るというような光景がよく見られたかと思っております。

私自身もですね、父親に連れられて駅前にあるスーパーというか、デパートというか、そういうところに連れて行かれるのが週末の楽しみだったというようなことを記憶をしているということでございます。

残念ながら燕、吉田、分水、今、商店街、駅前なんか見ますと、少し寂しいなという思いがどうしてもございます。産業というのがですね、このエリアのやはり一番大きな柱というふうに考えておりますので、工業、商業、農業、さらに観光業ですね。それら大きな産業の柱それぞれを活性化させることによって、結果的に町全体に活気が戻ってくる、賑わいが戻ってくる、そういった町を作っていきたいなというふうに考えております。

私自身はですね、民間の出身でございまして、政治行政の経験はございませんけれども、それをですね、逆に武器にして、今までにない発想、あるいは公正公平な立場からいろいろな方のご意見を聞きながら、市政を運営していく、それれによって、まち全体が良くなっていくということを考えております。

産業が良くなっていくことによって、子育て、あるいは教育、さらにはまちづくり、子どもから大人、あるいは大先輩である高齢者の皆様、さらには障害をお持ちの皆様、それぞれが,生きがいがあり、心豊かに、そして楽しく、さらには安心安全に暮らせるまち、これを実現してまいりたいと考えております。以上で終わります。

リンカーンフォーラム
はい、ありがとうございました。続きまして、3点目の議題にテーマに移りたいと思います。はい、3点目パネリストの皆様が思う燕市の魅力と課題についてというところに移ります。こちらにつきまして、またお一人ずつご意見を3分ずつでいただきたく思います。それでは佐々木様からお願いいたします。4点目です。失礼いたしました。

佐々木剛氏
やっぱりちょっと先ほどとかぶる部分がありますけども、私の両親も携わっていた通りでございまして、やっぱりここつばめの町の大きな魅力の一つは、ものづくりの町ということかと思います。今でも食品、職人の皆様、あるいは若い経営者の皆様、それぞれの技術、あるいは商品、製品、それらをですね、どんどんいいものにしていこうということで努力をされているというところは、皆さんも十分ご承知のことかと思います。

最近、あの若い経営者の方たちとお話をしましたら、あの燕市とはこういう特徴があるんだなということを改めて気づいたんですけども。あの、まあ、経営者の皆様で、職人の皆様ですね。みんなそれぞれの分野で非常に頑張っていらっしゃる。

で、ややもするとその職員同士、あるいは経営者さんの同士がこう競争し合って、あるいはいがみ合うというようなことがあり得るのかななんていうふうに思ったんですけども、実は燕はですね、そうではなくて、それぞれの得意分野を活かしてですね、みんなで一緒に、どんどん良くなっていこうという、そういう、まあ文化があるんだなというふうに気づきました。

まあ、これはおそらく先達先人の方々が同様にいろんな地域から集まって、このエリアのために、あるいは自分の生活を良くするために一生懸命やろうと。その中でみんなと協力して、得意なところは自分がやる、そうじゃないところはおめさんやってくださいよと。

あるいは手が足りなければお手伝ってやれみたいなことで協力して、このエリア全体を、この地域全体を育ててきたのかなと。これは決して工業、製造業だけではなくて、農業もまた同じことだなというふうに思っております。これがまあ一つの燕で、守るべき伝統、そして文化というふうに感じております。

農業につきましても、非常に私は可能性を感じておりまして、先日ですね、車でこう走っていましたらこの越後平野の一部でございますけれども、なんて真っ平らな平野なんだろうなというふうに思いました。

真っ平らな田んぼがいっぱい連なっていると。つまり、非常にその農業ですね、さらに効率化しよう大型化していく、生産性を向上させていくためには、非常にいい立地なんじゃないかなと。またここで大河津分水のおかげできっちり治水化されているということで、ここで作られる農産物等々は非常に魅力的というふうに考えております。

さらには自然があり、歴史があり、非常に魅力的な資源がですね、詰まっているエリアだなというふうに思っておりまして、大きな可能性を感じているしだいでございます。以上です。

リンカーンフォーラム
はい、ありがとうございました。続きまして、佐野様お願いいたします。

佐野大輔氏
私からは燕市の魅力についてお話をしたいと思います。旧三市町が一緒になって、この合併20周年を迎えようとしています。この燕市はそれぞれの良さが重なり合って、また磨かれていることで大きな魅力があると感じています。

例えば燕地区でいえば、産業の根幹となるものづくりがしっかりと育っているというところ。また、分水地区でいえば観光や国上山などの自然や,良寛さんなどの文化というところが根付いている。

そして吉田地区であれば商業やまちづくり、またスポーツというところもすごく盛んで、とくに私が個人的に感じているのは、地域独自のお祭りっていうところがとても大きな形で行えることができることを、地域力の高さを感じています。

今の燕市は、そういったそれぞれの魅力が一つにまとまって、同じ燕市の中でのお互い切磋琢磨しているような状況にあると思っています。

ただ、また市全体を通して平野に豊かに実る、先ほどの佐々木さんとちょっとかぶってきますが、農業も大事な魅力のひとつだと思っています。ただ、行政としての課題というところは、この今、言っているところの部分でもそれぞれいろいろあります。山積しているという状況にあります。

まずは地場産業であるものづくりや農業、これからどうなっていくんだろうかというところは、すごくこれからの課題として大きくあります。人口減少によって生活を支えてきた商業も年々、縮小しているような状況にあります。

また、自然が豊かな一方で、最近では特に分水地区、国上の方では鳥獣害の被害があったりとか、そうしてまあ自然をこう少しずつ、あのやっぱりと脅かしていくような状況もあります。

また、市全体を見たときに、教育における障害のある可能性のある子どもたちが年々、増えている状況にもあります。

それ以外にも、臨時集会を重ねていく中で、それぞれの地域の課題について話をしておりますが、燕市というひとくくりではなくて、また細かく地域を見ていくと、その地域ごとにもさまざまな課題が残っております。そこにしっかりと真剣に向き合って、どう取り組んでいくのか、そこをしっかりやっていくかどうかというところが、これからの市長に対してやっぱりやらなければいけないことだと思っています。以上です。

リンカーンフォーラム
はい、ありがとうございました。続きまして、5つ目のセクションに移ります。こちらえっと、地域間連携のテーマというふうになっております。隣市の三条市と地域間連携の重要性と課題についてご意見を伺いたく思います。こちらも3分ずつとなっております。それでは順番、佐野様からお願いいたします。

佐野大輔氏
まずはこの広域連携というところ、地域間連携というところですが、この議論する際に合併という議論が混同される部分があります。ちょっとあの燕三条JCさんの前に言いづらい部分もあるんですけど、現状で、直近で勝手に動くということは、まずは考えていないということが前提にあるというところだけは、まずお伝えしたいと思っています。

そのうえで今、人口減少という課題も考えたときに、地域全体のインフラ、そのひとつの、例えば医療というところ、医療圏で言うと、燕、三条、加茂、田上、弥彦というところが連携して取り組む必要があるということで、今も覚えておりますし、例えば、子どもたちの療育というところ、これは私ずっとテーマで取り上げているところなんですが、以前も加茂市議の方や三条市議の方と連携して、県央地域医療育センターを作るということにしっかり取り組みたいという話も議会の中でもさせていただいておりました。

また、産業政策については、首都圏から見えるこの地域は、やはり燕三条という見え方をしているということは、これは紛れもない事実であります。東京の方からは燕三条市と言われる部分もあります。絶対に違うんだよということははっきりと言っておきますが、そのブランディングをただうまく活用して連携をしていく必要はあるかなと思っています。

さらには、国や県の要望を上げるということに関しても燕市単体で動くだけではなくて、地域が連携して取り組むことで、県に対しても、また国に対しても、新潟市や長岡市、上越市などと肩を並べて県に伝えることができるということも、この連携の必要性だと思っています。

ここに対して動けるのも、私自身が加茂の箪笥協会、箪笥組合さんのお仕事に関わってきたりとか、あとは燕弥彦といえば観光協会というところで、職員として燕弥彦連携会議に携わっていたりとか、また三条市との連携というところであれば、MGNET時代や、今でも先日の工場の祭典でも実行委員をしております。

そうやって地域の中で一緒にいろんな地域の方とやってきたということに精一杯取り組んできたからこそ、私自身が地域間連携をしっかりと進めると自負をしております。以上になります。

リンカーンフォーラム
はい、ありがとうございました。続きまして、佐々木様、お願いいたします。

佐々木剛氏
はい。えっとですね。その佐藤さんもおっしゃった通りですけども。まあ、東京の人から見るとですね、燕三条というのは一つのように見えるというところは確かでございます。

ただしですね、私としては、燕三条だけではなくて、その周辺地域も加えて県央地区という形で、例えば外にどんどんプロモーションしていく、名前を宣伝していくということが、まあ重要かなというふうに思っております。

また、医療、福祉、教育等々ですね、それぞれのエリアの特徴、それぞれの市の特徴を活かしながらも、横でつながっていくということが必要かなというふうに考えております。

観光についても、それぞれ持っている市エリアのですね、観光資源というのは異なりますけれども、これを連携させて、特にその移動のですね、利便性などを上げることによって、より魅力を高めていけるのではないかなというふうに考えております。

それにあたってはですね、やはり予断のない立場から、それぞれの市町村が,忌憚ない意見を交換し、エリア全体、県央エリア全体として、どうやったらいい方向になっていくのかということを、それぞれのテーマに関して議論をしていく必要があろうと思います。

佐野さんの指摘にあった通り、合併という話と、これを混ぜて考えることは少し乱暴ではありますけれども、それぞれの市町村の人口減少等々を考えますと、自律的に発展していける地方自治体という意味では、やはりある程度の人口が必要だという理論はあるかと思います。

それが20万人であったり、30万人であったりということではございますけれども、遠い将来においては、まあ、自治体としての合併ということも、可能性としては考えなければいけないかなというふうに思っておりまして、それもまたですね、客観的な立場、余談のない立場で皆さんと一緒に議論を始めるということは意味があるのではないかなというふうに考えているしだいでございます。以上です。

リンカーンフォーラム
はい、ありがとうございました。続きまして、6点目のセクションに移ります。こちら、SNSで募集したテーマについてということになっております。こちら、ご来場の皆さんもまた,YouTubeでご視聴の皆様にもご協力いただきましてありがとうございました。

アンケートさせていただきまして、上位2位までのテーマについてご質問をさせていただきます。まず1位となった質問です。1位となった質問4番。今後、人口や産業も急激に縮小することが予想されるが、市に与える影響を最小化するための施策はあるか

今後、人口や産業も急激に縮小することが予想されるが、市に与える影響を最小化するための施策があるか。こちらについてお聞きしたいと思います。はい、それではこちらも3分となっております。佐々木様からお願いいたします。

佐々木剛氏
はい。人口の減少と産業の減少というのは、ちょっと違う事象かなというふうに思っております。人口の減少については、これはこのエリアだったり地域だけではなくてですね、全国的な大きな課題になっていると、鈴木さんがずっと取り組んでこられたことということでございます。

少子化がその主な原因、あるいは若者の流出等々が主な原因というふうに考えますけれども、人口の減少に対するすぐに効くような特効薬というのはなかなかないなというふうに考えているところでございます。これは粘り強くやっていかなければいけないテーマでございます。

例えば、お子さんが少ない、生まれるお子さんが少ないということに関しては、今は夫婦2人から1人のお子様という家庭が多くいらっしゃるのではないかなというふうに思っております。

今日もちょっとお客様の方とお話をした時にですね、もう1人お子さんはいかがですかお考えですかというお話をしましたが、やはりその方に関してはですね、ご結婚されたタイミングが少し遅かったということで、やはりもう1人持つということが少し考えづらいなというようなお話でした。

例えば、早い早期にご結婚を促すような、そういった取り組み支援、あるいは2人目、3人目のお子様を持つための支援等々、工夫ができるところがあるんではないかなというふうに思っております。

若者の皆様、若年層の皆様が外に出て行ってしまうということに関しては、私自身は外に出て行ってどんどん活躍してくれる。燕に対してどんどん外からでもいいですので、どんどん活躍してくれるということは、この地域にとっては決して悪いことではないというふうに考えておりまして、それによってこの地域、燕市の魅力が上がっていくのであれば、また別の方が燕市になってくるということになろうかと思いますので、長い目で見た場合は決して悪いことではないんではないかなと、いうふうには考えております。

産業については、先ほど申し上げたものと近いですけれども、ものづくりをさらに進めること、外から燕で働いてみたいというふうに思える、いわゆる就職就労の機会、勤労の機会を提供していく。これについては、ものづくりだけではなくて、農業、観光業、商業等々を含めてですね、あらゆる産業の分野で、そういったことができれば、決して減少していくことを多少なりとも食い止めることができるんじゃないかなというふうに考えて。おります。以上です。

リンカーンフォーラム
ありがとうございました。続きまして佐野様お願いいたします。

佐野大輔氏
4番のテーマについて少しお話をさせていただきたいと思います。人口減少というところ、またこの後の9番の方の質問でもちょっとあるので、少しだけふれながらということでいきたいと思います。

まずは減ることっていうところをなかなかすぐ変えると、先ほど佐々木さんも言った通り、なかなか特効薬というものはないというところから、まずは私も同じように考えております。

そうなった時に、減ることというところを見越して、どういうふうに行政として先回りをできるのかということが大事だと思っています。

例えば、人手を補っていくためにはどうしていくのか、また減ることを見越して燕市、先ほどもう少しお話をさせていただきました、もともと8万3000人、4000人いたところから、今は7万5000人になっています。

あの、新潟県内では減り率があの2番目に低いというところはありますが、それでも減っていくというところを見越した時に、まあ今の公共施設とか、あとは行財政改革というところをしっかりと取り組んでいかないと、この人口が減っていくということを受け止めながら、しっかり政策をしていかなければいけないと思っております。

また、あの先ほど産業振興というところの産業振興をしっかり進めていくというところ、これも実はまた後ほどあるので、少しだけふれるところで言っておきたいと思いますが、先ほど少し話をしたような人手をどうやって補っていくかというところでは、やっぱり生成AIとかいろんなものが出てきております。そういったところを活用していくというところはありますし、人口減少を止めていくことも、もちろんしていかなければいけないというところ。あの子育て支援策、これまでも燕市で、子育てするなら燕市でということでさまざま取り組んでおりましたが、まだまだやっぱ足りてない部分もあります。

そういったところにしっかりと政策を打っていけるような形を作っていくこともそうですし、また、人口が減っていくというところを考えたときに今、育っている子供たちが、また燕に戻ってきたいと思えるという燕市に魅力的な燕市を作っていくということも大事だと思っています。

これについては、また後ほど質問があるので、そこでしっかりとお話をさせていただきたいと思います。以上です。

リンカーンフォーラム
はい、ありがとうございました。続きましてテーマ移ります。続きましてのテーマ、ライブアンケート第2位の質問です。ライブアンケート第2位の質問は、倒産廃業が増えている現状を踏まえて何か考えている経済政策はあるか。倒産廃業が増えている現状を踏まえ、何か考えている経済政策はあるか。こちらになります。それでは佐野様からお願いいたします。3分ずつです。

佐野大輔氏
はい。あの、この内容も実はあの8番の市場産業振興というところがあるので、だいぶかぶってくる部分があるんですけど、まあこのテーマに少し即して話をしていきたいと思います。

現状、商工会議所さんのアンケートだと45%の会社さんが自分の代で廃業するというところ、また25%が後継者がいないということが今、明らかになっております。70%の企業が自分の代でなくなるというところがある。これは5年10年と15年という中で、実際にその状況が起きてくる形になります。

で、経済対策というと、まあよく言われるのはお金を配っていくということがありますが、まあそういうことではない、フェニックスクーポンというのはまあ違うんですけど、まあただ、お金を配るということはしたくはないと思っています。

そこに向けては、いかに稼げる状態を作っていくかというところを考えたときに、海外販路というところや受注増というところの向けた取り組みをしっかりと進めていきたいと思っております。

実際に市内の企業でも動いている方もたくさんおられます。また、そういった企業とすでにコンタクトも取りながら、今後の展開についても話をしております。その中で行政が後ろ盾になることでビジネスが進むのであれば、しっかりと民間企業と連携した仕組みづくりをさらに進めていきたいと思いますし、また新潟県は北米に向けて、また私が関わっている工場の祭典というところでは、台湾とかスペインとか、さらにはその前にもシンガポールとかロンドンなど、さまざまな取り組みを進めております。

市内企業に海外に拠点においているところもたくさんあります。まずはそういった海外に拠点のある企業と、まあ市内の企業をつないでいくというところ、さらには連携する取り組みの推進をどう進められていくのかというところをしっかりと取り組みたいと思っております。

さらに、廃業の率を考えたときに、事業承継ということが大きなキーワードになると思います。ただ、別の会社に事業承継をするというよりも、先ほどの後継者がいないという状況の中で、今、自分の会社にいる社員の人に事業を承継していくということも促していくような仕組みづくりもしっかりと取り組んでいきたいなと思っております。以上です。

リンカーンフォーラム
はい、ありがとうございました。続きまして、佐々木様、お願いいたします。

佐々木剛氏
やはりその燕のですね、特に伝統産業であるものづくりのところに関しては、一つ一つの事業体、経営体というのは決して大きなところではないというところが一つポイントになるかなというふうに思います。

いろいろなことをしなくてもですね、自社だけではなかなかそこまでの体力がないというようなこともありですね、なくなく復業をあきらめる結果としてうまくいかなくなるというようなことがあるのかなというふうに考えております。

先ほど申し上げました、燕の場合は、それぞれが連携しながら、全体で良くして行こうということがございますので、そういった小さい会社さんについてもですね、まあ、緩やかな連携を伴って、例えば、役割分担をしてですね、少しでもビジネスを広げていく、そういった仕組みを市としてサポートしていければいいのかなというふうに考えております。

事業承継と、あとよくあるM&Aのですね、等々の考え方もございますけども、これについても、必ずしもですね、いい、そのM&Aの相手さんがすぐに見つかるということではございません。

このあたりはどちらかというと金融機関の専門の分野になろうかなというふうには思いますが、できることであればこのエリアでですねそういった残すべき伝統的な技術等々は残していきたいというふうに考えておりますので市としてそれを残していくためにどういったサポートができるかいろいろな方からお話を聞きながらですね、少しずつでも進めていくということができればいいかなというふうに考えているところでございます。以上です。

リンカーンフォーラム
はい、ありがとうございました。続きまして、クロストークということになります。はい、これまで出た話をまた深掘りしていただいても、また後日で、今まで出ていない、また今日設定されていないテーマでも構いません。お二人で相互に質問をしていただきます。ちょっと皆様にも,お伝えをします。

まず佐々木さんから佐野さんへ向けて2分間で質問をしていただきます。その質問に、佐野さんが2分で回答していただきます。その回答を踏まえまして、佐々木さんが感想でもいいです、反論でもいいですし、お答えしていただきます。ここで一つ質問が終わります。

そうしましたら今度は佐野さんから佐々木さんに質問をしていただきます。佐々木さんが2分間でお答えいただきまして、そのお答えを踏まえまして、佐野さんから反論もしくは感想、そういったことをお答えいただければと思います。

ですので、反論の後の再反論の時間はございませんので、そちらだけお気を付けください。はい。再反論反で、またそこから何か答えを引き出すということはできませんので、そこだけお気をつけください。はい、それではまず、佐々木様から。佐野さんへの質問、2分間でお願いいたします。

佐々木剛氏
これ、フリーテーマでよろしいですかね。今までのところは、どちらかというと政策ですとか、施策であるとか、そういったことに関するテーマでございましたけれども、少しあのテーマの範囲と言いますか、ああが違うかなというふうにも思いますけれども、これぜひあの重要なことかと思いますので、佐野さんのお考えを聞いてみたいというふうに思っております。

今回、新しく市のリーダーを選ぶと、まあ、非常に重要な選択というふうに考えております。皆様、市民の皆様がリーダーを選ぶにあたって、市長の資質というものは重要なポイントになるのかなというふうに考えております。そこで佐野さんに、佐野さんの考える市長の資質についてお伺いしたいと思います。

リンカーンフォーラム
はい、それではそちらにつきまして、佐野様、2分間でお答えいただきたいと思います。

佐野大輔氏
はい、ありがとうございます。質問していただいて 先ほど鈴木市長のすごいところという話をさせていただきました。私自身はやっぱり目標とするというか、常に見てきた市政という市長という姿が、鈴木市長ということがあるので、やはり政策実行力というところはすごく大事な観点だと思っています。

そして,やはりあの市長という立場、あのトップになるという立場だからこそ、どう責任をとって、またどう進めていくのか、そして職員の方々をどういう形でまとめていくのかというところが、やっぱり必要な資質になってくると思っています。

私自身も、もともと市役所にいた関係もあって、市の職員の方々とまあ連携をしていくというところ、少し躊躇する部分も、もしかしたらあるかもしれませんが、ただ、私も市役所の中で、組合青年部の中で部長というところを2年間、務めさせていただきました。

先ほど言った市役所をまとめていくというところは、私自身もなかなか上の世代の方たちにどういうふうに捉えられるかという部分もありますが、私よりも下の世代とかいうところに対しては、これまでもそういった実績も含めて、あると自負をしております。

しっかりと燕市をまとめていくその前に、まずは職員の方々をどうまとめていくか。しっかりと取り組んでいきたいなと思っております。以上です。

リンカーンフォーラム
はい、あ。りがとうございました。それでは、今のご回答踏まえまして、佐々木様から反論もしくはご感想などいただければと思います。

佐々木剛氏
すみません、反論でも感想でも実はないんですけども、私が考えるその市長の資質というのを、5つばかりちょっと考えてみましたので、それを挙げさせていただきたいと思います。

1つ目は信頼関係を構築する力。これは市の職員の行政の職員の皆様との信頼関係もそうですし、当然のことながら市民の皆様との信頼関係を構築する力というところ。

2つ目は聞く力ですね。予断なくいろいろな人から公平公正にいろんなことを伺う力、聞く力。3つ目が渉外力、交渉力。まあ、これはあのコミュニケーション力も含むというところでございます。4つ目が決断力とリーダーシップで、5つ目がですね、この市長という職務、ここまではいろんなお話をですね、皆さんと伺ってますと、非常にあの過酷なああ職務だというふうに思っております。

ですから、市長としては、絶対必要な要素としては、ああ、精神力と体力ということになろうかなと考えておる次第でございます。以上です。

リンカーンフォーラム
はい、ありがとうございました。それでは今度は佐野様から佐々木様へご質問をお願いいたします。同じく質問の時間2分でございます。よろしくお願いいたします。

佐野大輔氏
2分もかからず終わると思いますが、先ほど鈴木市政というか、これまでの市政運営について、佐々木さんの言葉で、鈴木市長こうだったという話があったかと思います。

基本的には鈴木市政を後継をしていくというところは、割と私もあの同じようなことを伝えている部分があるので、その中で佐々木さんが思う鈴木市政の課題というところをどこに捉えているのかということをぜひお聞かせいただきたいなと思います。よろしくお願いします。

リンカーンフォーラム
はい、それでは佐々木さんからご回答同じく2分間でお願いいたします。

佐々木剛氏
はい、ありがとうございます。鈴木市長ですね。まあ、いろんな面でですね、非常に頑張ってこられたと思っておりまして、市をまとめるという意味では、非常に大きな貢献をされたと思っております。

しかしながら、まあ、中長期的にさまざまな問題というのは山積しておりまして。そういう意味では、鈴木さんが進めてこられたところも、まだまだ結果を出していないところがある、あるいは目標としている結果に届いてないということがあるかと思います。

例えば、人口の問題でありましても、出生率自体は県内では2位ということではございますけれども、実際の人口の減少の人数、絶対数は、かなりのものであるということもあります。

また、それに伴って、例えば学校の統廃合等々、これからやっていかなきゃいけない痛みを伴う政策もまだまだこれから取り組んでいく必要があるということかと思います。

その意味でもまだ達成してない鈴木さんが設定された目標これをさらに今後、追求していくと同時に新たに発生してくるさまざまな課題について鈴木さんがやられてきたことにプラスアルファをして取り組んで積極的に取り組んでいくという必要が今後のリーダーには必要になってくるんじゃないかなというふうに考えておるしだいです。以上です。

リンカーンフォーラム
はい、ありがとうございました。それでは今の佐々木さんのお答えを踏まえまして、佐野さんから、反論もしくは感想などお願いいたします。同じく2分間です。

佐野大輔氏
はい、あの、ていねいなご回答いただきまして、ありがとうございました。私の方も先ほど、あの二番目の質問の時に課題のところをお話させていただきました。人口減少が進んでいる中で、今の公共施設とか、小中学校の統廃合とか、まだまだやらなきゃいけない課題はあるというところが前提にあって、それで少しお話を聞かせていただきました。

あの出生率があるんですね。県内でのあの人口減少率が2番目に低いというところだと思うので、そこはあの、おそらくきっと言い間違えられただけだと思いますので。あの、まあ、そういったところをしっかりと、これまでも鈴木市長がやってきたところ、もちろん私に引き継いでいくというところはあるんですが、まだまだ課題、これ以外にもさまざまな課題があります。

そこをしっかりどう取り組めるのか、また教育の部分とか障害の部分もどうやって取り組めるのか、しっかりと私もそこについて責任を持って取り組んでいきたいなと思っております。以上です。

リンカーンフォーラム
はい、ありがとうございました。それでは,これでクロストークの方は終わりになりまして、また一問一答の方に戻ります。はい、一問一答戻りまして、今度は地場産業振興についてということでお伺いをさせていただきます。

地場産業についてのお考え、またお一人ずつ、3分ずつでご意見いただきたいと思います。それでは佐野様からお願いいたします。

佐野大輔氏
はい。地場産業振興、先ほど少しふれた部分もありましたが、また話をさせていただきたいと思います。あの、すごく大きい課題なので、やりたいことはめちゃめちゃたくさんあります。そこをポイント3つに絞ってお話をしたいと思います。

まずは働く環境整備というところ、そして先ほども少し話をさせていただきました海外販路拡大に向けた支援というところ、そして人材育成と、この3つになります。

まずは働く環境の整備というところは私、議会の中でも工場の遮熱断熱というところの提案もさせていただきました。どんなに教育の中でものづくりはすごいということを伝えても、やっぱり働きたいと思える環境でなければ、働きたいと思う人はどんどん減っていくということがあるからこそ、まずは環境整備にしっかりと力を入れていきたいと思っています。

そして海外販路については、先ほどふれましたので、ここは少し割愛をしていきたいなと思います。そして次に人材育成になります。

まずは教育の中でものづくりの価値や仕事の魅力を伝えることもしっかりとしていかなければいけないと思いますし、私は大学からこっちに戻ってくるときに思ったのは、作るの周りには、実は物流とか貿易とか、また売る仕事、そして売り物をしっかりと見せるという仕事もあるということを分からなかった部分もあったので、しっかりとそれを伝えていきたいなと思っております。

さらには人材育成、ものづくりについてのスタートアップを進めていくことも大事だと私の中では思っています。例えば、福井県の越前市さんのようにスタートアップの拠点の整備をしていく。また、初期投資を行政としても抑えることも考えて、また、起業しようとしている人たちも抑えることも考えると、例えば、今、既存の企業の工場の一部を間借りして、機械を借りて、そこで起業するということの間借りをサポートということもできるのかなと思っています。

さらには、いろんな技術を持った方を育成していくというところ。例えばプレスができる、マシニング切削ができるという方が、工場の中にいることで自分が、例えば子どもが病気になって休まなきゃいけないといった時に、そこを補える人がいてくれれば、きっと休みを取りやすい。また、そうやって子ども子育てにも良い影響を与えることができるということも考えるからこそ、そうやった一つの技術を磨くこともそうですが、さまざまな技術をできるように支援していくということも私は大事だと思っています。以上になります。

リンカーンフォーラム
はい、ありがとうございました。続きまして、佐々木様、お願いいたします。

佐々木剛氏
はい。地場産業というのがですね、これがあのものづくりに限定されるものかと、ちょっとわからないですけども、またちょっと繰り返しになる部分がありますけれども、まあ、ここの燕、旧吉田、分水も含めてですね、さまざまなものづくりの文化があるというふうに思っております。

とくに、わかりやすい例で言うと、旧燕ってことになるんですけども、この例えば洋食器、鍋、釜、器物ですね、これについて、まあ、日本の国内、あるいは先進国においてはですね、これからじゃあ大きくそういう需要が伸びてくるのかというふうに考えますと、先進国の成長性がそれほど高くないということを考えると、市場としての魅力っていうのはそれほど大きくならないかなというふうに思いますが、翻って例えば東南アジアなんかを見てみますと、わかりやすい例で言うとインドネシアなんかは非常に人口が多いわけですね。そして平均年齢が非常に若い。年々すごい勢いで経済成長しているという、そういうエリアがまだまだたくさん世界中にはある。

彼らの生活水準がどんどん上がっていくことによって、今まででしたら悪かろう、安かろうという道具を使っていた人たちも、もう少し値段は張るんだけど、もっと品質が良いものを使おうというふうな段階に当然、至ってくるというふうに考えます。

その考えにおいて、この燕市が作る洋食器、あるいは器物の魅力というのは、まだまだ大きくあるなというふうに思っておりますので、そういう意味では、この地場産業にとっての市場というのは、これからもどんどん広がっていくというふうに考えています。

これについてはですね、洋食器ですとか器物だけではなくて、農産物も同じように考えていいのかなというふうに考えておりまして、ここのエリアで生産される農産物、非常に美味しい、品質が良いものというふうに捉えております。

例えば、今はその物流が非常に良くなりましたので、日本で採れる朝採れのダイコンなんかがシンガポールでその日のうちに売られる。ただ値段がですね、1本1500円すると、それでも飛ぶように売れるということなんですね。

そういう意味では、工業製品だけではなくて、農産物もまだまだ販路というのはこれから広がっていく、広げる余地はあるんじゃないかなと。それに市政がどういうふうにサポートしていけるかというところを、工夫を凝らしていきたいなというふうに考えているところです。

リンカーンフォーラム
はい、ありがとうございました。続きまして、こちらがJCさんの方で設定しています具体的な政策課題といたしましては、最後の質問になります。具体的な政策課題としては、最後の質問になります。設定してある質問、人口減少若年層の流出についてです。はい、こちらもお一人ずつ、こと3分ずつでお伺いいたします。はい、それでは佐々木様、お願いいたします。

佐々木剛氏
これ、先ほどの質問と内容的にはほぼ一緒でございますので、少し違うことをお話ししたいと思うんですけども、一つは、周りから魅力のある町に燕市をしていくということが大きな課題だというふうに思います。

それは子育て、出産、子育ての支援であったり、あるいは町そのものの教育の質であったり、このまちで子どもを育てたいと思っていただけるような教育の質の向上であったり、あるいは魅力的な就労の機会であったり、いろいろな面でこのまちの魅力を上げていくということが大きな課題ということでございます。

先ほど若年層の方が流出するというお話をちょっと申し上げました。私はそれは長い目で見れば非常に大きな問題ではないというふうに、そういうふうに申し上げたんですけども、とはいえ燕市外、県外で教育を受けた優秀な人材がこの場所に戻ってきて、このまちの力となってくれるというところも期待したいところでございますので、例えばこれ、できるかどうか、ちょっと私、今の段階ではお約束はできないんですけども、市が市と、あるいは民間で協力して、奨学金を提供すると。例えば5年以内に燕に戻ってきてくれたら、この奨学金、全額チャラにします。あるいは、十年以内に帰ってきてくれたら半額チャラにします。

まあ、そういったちょっと魅力のあるですね、仕組みなんかも作ることによって、外で教育を受けた優秀な人材が燕に戻ってきて、働いてくれるというようなことも考えられるのかなと。ちょっとこれはあの実現性については、あの、私は今、何とも言えないですけども、そんなこともあの議論をしていく機会があればなというふうに考えているところでございます。以上です。

リンカーンフォーラム
はい、ありがとうございました。続きまして、佐野様お願いいたします。

佐野大輔氏
先ほど佐々木さんが言った通り、かぶってくる部分があるんですけど、18歳で出るというところが、まずはこの燕市だとすごくあります。22歳から24歳ぐらいまでにはどう戻ってこれるのかというところもありますが、いずれ戻ってくるということを考えたときに、先ほども少し触れましたが、教育の中で正しくものづくりの価値というところを触れるということもそうですが、実は作る周りにも物流とか貿易とか売る、見せるというさまざまな仕事がこの地場にはあるんだよということをしっかりと伝えていくということが大事かなと思っています。

私自身も実際に大学を卒業する時に、燕に戻ってくるイメージは、製造する現場というイメージしかありませんでした。たまたま私は剣道で、剣道の先生をやりたいということもあって、こちらに戻ってきましたが、先ほど言った通り、決して騒いでは作るだけではなくて、海外と貿易をすることができる商品を売るという仕事もある。また、商品を見せるためのクリエイティブな仕事もできる、そして物流という部分もあると。そういったことをこの地域の面の強さというところをしっかりと子どもたちの時から伝えていきたいなと思っています。

さらに、地域と人、特に子どもたちとの結びつきを考えたときに、地域独自の行事やお祭りというところを、まあどうやって活性化できるかというところもあります。子供の頃から地域に出て、そういったところに参加するからこそ、大人になってもわざわざ祭りの時に東京から帰ってきて、そこの祭りに参加をするということを、私もなんか祭りって時にその様子を見させていただきました。

そういった地域の行事や祭りをしっかりと残していけるように支援していくということも大事だと思っております。また、農業のところ、人口減少がやっぱり進んでいくと、なかなか農業の担い手も少なくなっていくというところで、ものづくりと同じようにスタートアップというところ、農業を継続的に事業を進めるための一貫支援というところも取り組みたいなと思っております。

さらにやはり楽しくなければ、やっぱりこの地域戻っていきたいと思えないということも考えるからこそ、これまで私もこの地域を題材にした漫画の監修もやらせていただきました。実際に私もあの漫画になったんですが、そういったあの楽しいコンテンツというところをどれだけこのつばめ市に持ってこれるかということも大事だと思いますし、今、エンタメ業界の方とつながって、その上の廃工場をまあ活用した撮影スタジオを作れないか、また。ショートフィルムの映画祭などをその廃校舎の中でやりたいという声もいただいております。

そういった若い人たちが楽しめるようなコンテンツをこの地域にやっぱり作っていくということも、若者が流出を防ぐということの一つの要因になってくるのかと思って、しっかりと取り組みたいなと思っております。以上です。

リンカーンフォーラム
はい、ありがとうございました。以上で,各論のテーマすべて終わりました。それでは次がいよいよいわゆるオーラスでございます。最後に今日お集まりの皆様、そしてカメラ越しにモニターでご覧いただいている皆様に向けまして、最後の一言をお聞かせいただきたいと思います。

テーマ自由でございますが、熱が入りすぎて事前運動にならないようにだけはお気をつけいただきまして、お話をいただきたく思います。こちら3分ずつでございます。それでは佐野様からお願いいたします。

佐野大輔氏
はい、今この場に立っておりますが、とにかくいろんな方のおかげで今この場に立てているというのが私の中での実感であります。あと数日というところもありますが、本当におかげさまでという言葉で締めくくりたいと思いますが、政策については、これまでいろんなところで話をさせていただきました。今もこの場での話をさせていただきました。

自分自身の強みについて少し話をしたいと思います。自分自身の強みは経験とネットワークだと思っています。文科省にも行かせていただきました。また、教育現場や福祉の現場にも経験をさせていただきました。民間に移ってからも、ものづくりにも携わらせていただきました。

そして、市議として議会対応というところも経験をさせていただきました。41歳ではありますが、人生の中でもさまざまな経験をさせていただいたという、この経験が強みだと思っています。

また、ネットワークについては、文科省や経産省、子ども家庭庁や文化庁、スポーツ庁など、さまざまな省庁の方々と懇談をさせていただきました。さらには若手だけではなくて、市内の方々ともつながりを持たせていただいております。日馬富士さんやエンタメ業界の方とのネットワークもなぜかあります。

そういったつながりや経験を活かして、即戦力で市政に取り組むことができるということが自分の強みだと思います。

ただ、市政はやっぱり市長一人ではできるものではありません。職員の方や民間の方々の協力、また住んでいる方、そして子どもたちも巻き込んで、いろんな方々がしっかりと支持をしていただかなければ政策はできないということがあります。

私自身は燕を愛して燕に住んでいる方々、そして燕で働く方々、そして燕に育つ子どもたちのために全身全霊で働きたいと思っております。

決して,市長になるということがゴールではないという言い方かどうかはしたんですが、そこはあくまでゴールではなくてスタートだと思っています。そう思って、まずはしっかりとスタートラインに立てるようにこれから頑張っていきたいと思いますし、ぜひとも私、佐野大輔、まず名前を覚えていただくところから、ぜひとも皆さんにご支援いただきますよう、よろしくお願いして最後の言葉とさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

リンカーンフォーラム
はい、それでは続きまして、佐々木様、お願いいたします。

佐々木剛氏
はい、ありがとうございます。私自身は民間での経験しかございませんけれども、その民間での経験をですね、武器にしまして、ユニークな切り口、あるいはしがらみのない公正公平な立場から、市政でいろんなことにチャレンジしながら、皆さんと一緒に新しいまちづくりに、進んでいけたらなというふうに思っております。ただし、40年、約40年間、この燕市を留守にしていたところもありまして、まだまだ私自身を知っていただけていないということも十分承知しております。

残りのわずかな期間ではございますけれども、親族、仲間、応援してくださる皆様と精一杯、頑張ってまいりますので、引き続きの応援と、さらに新しい応援を頂戴できればありがたいなというふうに考えております。

この市長選挙ですね。市民の皆様にとって、次のリーダーを決める、まあ重大な選択の機会ということかと思います。私と佐野さん、我々のですね、責務は、正しい情報を公正公平に皆様にお伝えする。これは選挙でございますので、そのルールに基づいて、しっかりとお伝えする。それに基づいて、皆様がじっくりと考え、判断していただいて、次の新しいリーダーをぜひ選択をしていただければなというふうに考えているしだいでございます。以上です。


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