新潟県県央地域を中心に冬が旬の長ネギを栽培する農家がネギの出来栄えなどを競う「NEGI-1(ネギワン)グランプリ」が昨年に続いて30日(日)午前10時から午後2時までJAえちご中越農産物直売所「ただいまーと」で開かれる。ネギたっぷりのふるまい汁も擁して来場者を待つ。

三条市の内山農園、田上町の佐藤農園、フジファーム、須佐農園、新潟西区黒埼地区の株式会社おまめ(保苅農園)の5軒の農家がエントリー。「重さ」「長さ」「ビューティー」「イケてる品種名」の4部門でグランプリを競う。
真っすぐで長く美しいネギの姿を競う「ビューティー部門」と、何百種類もあるネギの品種名の人気投票「イケてる品種名部門」は、来場者から投票してもらって順位を決める。
グランプリに輝いたネギの入札で販売も行う。オークション形式で行った昨年は、重さ部門の優勝は1本2,000円ほどの値が付いた。ほかにも各農家が新鮮野菜を持ち寄って即売も行う。
生産者の顔が見えるネギのPRの場をと、内山農園の内山徳寿さん(47)の発案で昨年、初めて行った。内山さんは「2回目なのでもっと広く知ってもらって3回、4回と続け、参加する農家も増やしていきたい」と意気込みを語る。

ことしのネギは、全国的な傾向で7月の雨不足と続く猛暑で、ネギの生育が停滞し、サイズは小さめ。さらに10月には長雨が続き、畑が乾かないことで重要な作業である「土寄せ」もままならなかった。
土寄せは、ネギの白い部分(軟白部)を長くするために、成長に合わせて株元に土を寄せていく作業だ。この作業ができないと、商品価値の決め手となる白身部分が短くなってしまう。厳しい環境下で栽培に苦労した。
イベントの趣旨は、ネギの振興や若手ネギ農家のPRにある。高齢化で地域の農業が縮小傾向にあるなか、こうしたイベントを通じて消費者に直接アピールし、農業の魅力を伝えることは極めて重要だ。
昨年は、来場者から「こんなに面白い品種があるんだね」と驚かれたこともあり、生産者と消費者の交流が生まれる貴重な機会になった。
内山さんはキャベツワングランプリの開催も検討している。生産者のネギのエントリーも直前の29日まで受け付ける。「今がネギのおいしい季節。あらためてネギに注目して味わってほしい」と来場を呼びかけている。