ガラスの表面に微細な凹凸を施してすりガラスのように見える「フロスト加工」を手がける(株)サンフロスト(上田周平代表取締役・新潟県田上町)。そのフロスト加工を施した酒瓶を使う新潟県内の酒蔵の日本酒と米焼酎を集めた「あれもこれも、実は田上メイド。サンフロスト&新潟地酒フェア」が20日(火)まで「道の駅たがみ」(馬場大輔駅長・田上町)で開かれている。

会場では、通常の透明な酒瓶とは異なり、表面が白く曇ったように見えるフロスト加工瓶が並ぶ。酒の風味を損なうことなく、手に取った瞬間に質感で違いが伝わるのが特徴だ。会場の説明パネルには「フロスト加工とは、ガラス表面に凹凸を形成する技術。全国4カ所のフロスト加工場のうち3社が燕三条地域にあり、田上町のサンフロストが中心的役割を担っている」と記されている。
南魚沼市の青木酒造と八海醸造、弥彦村の弥彦酒造、阿賀町の麒麟山酒造の4蔵元の日本酒、米焼酎、ワンカップなど7種類を集めて販売している。いずれもサンフロスト独自のフロスト加工が施される。
加工前後の瓶も展示。加工後の瓶はほとんど透けなくなり、手に取った瞬間にさらさらした質感で違いが伝わる。フロスト加工により瓶の印象が大きく変わることを体感できる。

フロスト加工は、ガラスの表面にくもりのような凸凹を形成する技術。国内で機械化されたフロスト加工に対応できる企業は、サンフロストを含めわずか3社しかない。
サンフロストは、全国的に知られる日本酒のフロスト瓶を数多く手掛けてきた。記念グラスやオリジナル製品としても展開され、スターバックスやCOACHなど、世界的ブランドから受注した実績もある。
「酒の味だけでなく、瓶の質感やたたずまいも含めて日本酒文化。田上の技術が、全国の食卓や世界のブランドを支えていることを知ってもらえれば」と来駅を呼びかけている。