新潟済生会三条病院(坂内均院長・新潟県三条市大野畑)が運営する「附属保育園たんぽぽ」が3月末で閉園する。2016年4月の開園からちょうど10年。職員向けと地域向けを兼ねた保育施設として運営されてきたが、利用者減少を受け、役割を終えることになった。

「たんぽぽ」は、未満児保育の受け皿不足を背景に、三条市の要請を受けて開設された。地域型保育事業(事業所内保育)で、三条病院の従業員の子どもを対象にした保育園だが、地域枠も設け従業員以外の利用も受け入れる。加えて三条市運営委託を受けて「病児・病後児保育ルームなのはな」も併設した。
しかし、済生会新潟県央基幹病院が2024年3月に開院して職員構成が変化し、院内保育を利用する職員が大幅に減少。加えて、市内では民間の未満児保育施設が相次いで開設され、保育環境が充足してきたことも影響した。
少子化もあり、園児数は年々、減っている。2020年度末の利用園児数は58人、昨年度末でも49人だったが、予測では来年度は16人と激減する。利用する職員も減り、続ける必然性が低くなったことなどから、閉園を決めた。
一方で、県央基幹病院は保育園「なでしこぽかぽか保育園」と「病児・病後児保育ルーム なでしこぽかぽか」を併設している。病児・病後児保育については、なでしここぽかぽかが引き継ぎ、事業を継続する。
閉園後の建物については、特別養護老人ホームを運営する済生会長和園が子どもから高齢者まで幅広い世代を対象とした新たな事業に活用される予定だ。