新潟済生会三条病院(坂内均院長・新潟県三条市大野畑)は3月1日、「済生会三条病院介護医療院なでしこ」を33床で開設する。医療依存度が高く、一般の高齢者施設では受け入れが難しい高齢者を主な対象とし、地域医療の後方支援機能を担う。

介護医療院は、医療と介護の両方を必要とする高齢者が長期入所できる施設。市内ではすでに複数の介護医療院が稼働しているが、いずれも空き待ちの状態が続いている。
同病院では、医療再編により許可病床数が192床から120床に縮小。長期入院患者が増えることで、急性期や地域包括医療病棟の基準を満たせなくなるリスクを抱えていた。
そこで、医療依存度の高い長期入院患者を介護医療院へ移すことで、救急や紹介入院を受け入れやすくするねらいがある。「地域の基幹病院を支えるためにも、空きベッドをつくる役割が求められている」と言う。
施設は南棟3階の旧産婦人科だったスペースを改修。個室12室、3人部屋7室の計33床を整備した。
当面は院内の長期入院患者を優先的に受け入れ、外部からの新規入所は段階的に検討する。地域医療の逼迫が続く中、新たな受け皿としての役割が期待される。